人気企業ランキング2027年卒、文系1位は伊藤忠商事！理系トップは味の素

就職人気企業ランキング2027年卒

株式会社学情が発表した2027年卒業予定学生向けの就職人気企業ランキングでは、文系部門で伊藤忠商事が首位に立ちました。その理由として、同社が総合商社であり、特に生活消費関連分野に強みを持つことが、学生にとって魅力と映ることが挙げられます。伊藤忠商事は、就職活動を行う学生に対し積極的なアプローチを行っており、安定した経営基盤が期待されることから、人気を集めています。

続くトップ10には、東宝、オリエンタルランド、任天堂、JTBグループ、集英社、講談社、KADOKAWAなどの娯楽関連企業が並び、文系学生の業種選択の際に娯楽産業の人気が際立っています。特に、マスコミ関連も高評価を受けており、新聞、放送、広告、出版、芸能など15社がトップ50に選ばれました。映画業界では東宝が2位に入るなど、昨今のエンターテインメント需要の高まりが反映されています。

一方、理系部門では、味の素が前回に続き首位を獲得。食品企業としての知名度を持ちながらも、同社は電子材料や医薬関連など多様な事業展開を行っており、幅広い領域で才能を発揮できる環境が学生に評価されています。次いでアイリスオーヤマがテレビや家電製品に響き使われることで4位に、サントリーグループとロッテもトップ10に食い込むなど、食品業界の存在感が光りました。

特に食品業界は、トップ50に15社がランクインする等、学生たちの憧れの対象となっています。理系ではIT関連企業も高評価を得ており、Skyが2位、NTTデータグループが5位にランクインするなど、IT・ゲーム業界の人気が学生の間で確固としたものとなっています。任天堂も3位に入るなど、ゲーム産業の成長を裏付ける結果となりました。

調査概要

このランキングは、2025年3月1日から10月31日までの間に実施され、全国の大学3年生および大学院1年生から集められた有効回答数は15,492件に上ります。調査方法は、Web上のフォームを用いて行われ、学生への告知も行われました。

若者の就職・転職に特化した情報提供を行う株式会社学情は、今年度も様々な企業から高い評価を得ています。今後の採用市場における動向とともに、企業の取り組みを注視していく必要があります。学生たちは、自分の興味や志向に応じた企業選びが成功の鍵を握ることでしょう。