水素燃料船の開発
2026-02-20 11:21:21

次世代船舶開発プロジェクトが水素燃料の進化を後押しする

次世代船舶開発プロジェクトが水素燃料の進化を後押しする



日本は2050年までに温室効果ガスの排出量をゼロにする「カーボンニュートラル」を掲げ、さまざまな取り組みを進めています。その一環として、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が推進している「グリーンイノベーション基金事業」での次世代船舶の開発プロジェクトが注目されています。このプロジェクトは、海上輸送の脱炭素化を目指し、水素やアンモニアといった低環境負荷の燃料を活用した新たな船舶技術の実装を目指しています。

プロジェクトの背景と目的


プロジェクト内の「水素燃料船の開発」は、大型の水素燃料船に安全かつ効率的な燃料供給を実現することを目的としています。国際海運は大量の二酸化炭素(CO2)を排出しており、これが世界全体のCO2排出量の約2.1%を占めています。この状況を改善する鍵は、次世代燃料を利用した商業運航の確立です。具体的には液化水素の将来的な利用を見据えた技術開発が進められています。

グリーンイノベーション基金事業の枠組み


日本政府は、2020年10月に「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、その実現を加速するために2兆円の基金を設けました。このグリーンイノベーション基金は、実現に向けて10年間にわたり、さまざまな企業や技術開発の支援を行っています。特に、次世代船舶や水素エネルギーに関連する技術の研究開発は、国の重要な戦略の一環と位置付けられています。

新たに採択されたテーマ


今回、NEDOは新たに水素燃料船の開発に関連するテーマを採択しました。このプロジェクトは、2025年度から2030年度を見込んで進められ、大型水素燃料船に必要な自動化技術の開発が行われる予定です。この技術は、液化水素を扱う際に生じるBoil Off Gas(BOG)の発生を抑えつつ、迅速かつ安全に燃料供給を行えることを目指しています。

期待される成果と未来展望


この研究開発の結果、2030年以降には水素を用いたゼロエミッション船の普及が進むと期待されています。これは、海運業界全体の脱炭素化を後押しし、持続可能な未来に向けた重要な一歩となるでしょう。水素燃料船の社会実装は、海上輸送に新たな風を吹き込むとともに、国際的な環境問題の解決にも寄与することが期待されます。

このように、日本の次世代船舶開発プロジェクトは、環境に配慮した技術革新の一環として進められており、今後の展開に目が離せません。私たちの社会を支える海上輸送が、持続可能な方向へ進むことを願っています。


画像1

画像2

会社情報

会社名
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
住所
神奈川県川崎市幸区大宮町1310番ミューザ川崎セントラルタワー
電話番号
044-520-5207

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。