医療現場の業務効率化
2024-11-07 11:13:15

日本調剤が導入した生成AIで医療現場の業務効率化が加速

日本調剤、生成AI導入で業務効率化を目指す



日本調剤株式会社が、店舗運営の効率化を図るために「exaBase 生成AI for 店舗」を導入しました。この取り組みは、医療業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として行われています。日本調剤グループは、調剤薬局を中心に、医薬品の製造・販売、医療従事者の派遣・紹介、情報提供やコンサルティング事業など幅広く展開しており、地域住民の健康をサポートする重要な役割を担っています。

導入の背景と目指すべき方向性


日本調剤は「全ての人の生きる」に向き合うという使命感を掲げており、746店舗を全国に持つ調剤薬局として、質の高い医療サービスを提供しています。地元に根ざした「かかりつけ薬剤師・薬局」として、専門知識を駆使しながら地域住民の健康サポートに力を注いでいます。加えて、電子お薬手帳「お薬手帳プラス」やオンライン薬局サービス「NiCOMS」などのデジタルサービスを導入し、時代の変化に対応してきました。

こうした中、さらなる業務効率化を実現するために、生成AIの活用が求められるようになりました。exaBase 生成AI for 店舗は、店舗の運営や業務に必要な機能を持ち、効果的なプロンプトを用意している点が評価され、導入が決定されたのです。このAIは、大量のマニュアルからの要約、理解度テストの作成、セールスコピーや発表文の作成、お客様からのクレーム対応文の作成、さらにはお客様の声を元に課題を抽出することができる機能を提供します。

exaBase 生成AI for 店舗の特長


exaBase 生成AI for 店舗は、2024年9月から利用開始となった法人向けのAIチャットツールで、特に小売業界に特化しているのが特徴です。これまでに約550社、5万以上のユーザーに利用されてきた経験をもとに、多彩なユースケースが蓄積されています。使いやすいプロンプトが豊富に揃っており、誰でもすぐに活用できる点が顧客から支持されている理由の一つです。

さらに、日本マイクロソフトとの連携によって、高性能なGPT-4oを利用できるようになりました。これにより、高精度で迅速なレスポンスが実現し、繁忙な業務環境でも生産性向上に寄与しています。また、学習データとしての利用禁止など、安全性にも配慮されており、安心して利用できる環境が整っています。

今後の展望


日本調剤としては、exaBase 生成AI for 店舗を駆使することで、各店舗の業務効率化を図るとともに、さらなる質の高い医療サービスの提供を目指していく方針です。これにより、薬剤師や医療スタッフが患者とのコミュニケーションにより多くの時間を割けるようになり、より個別化された医療サービスが実現することが期待されています。

AI技術の進化とともに、医療現場にも革新が訪れています。今後の動向に注目しつつ、日本調剤の取り組みがどのように展開されていくのか、目が離せないところです。


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会社情報

会社名
株式会社エクサウィザーズ
住所
東京都港区芝浦4丁目2−8住友不動産三田ツインビル東館5階
電話番号

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