大阪の医療系専門学校が伝統のもぐさ製造を体験する取り組み
大阪行岡医療専門学校長柄校に通う鍼灸科の学生たちが、滋賀県にあるもぐさ製造メーカー、株式会社山正の工場を訪れ、伝統的なもぐさ製造の実践学習を行いました。このイベントは、精神的な協力を重視する学校法人行岡保健衛生学園の教育方針に基づき、2026年6月4日に実施されました。
実施の背景と目的
本学園は、座学での知識に留まらず、実際の教育現場での体験も重要視しています。もぐさは鍼灸施術において欠かせない要素であり、その製造過程を実際に体感することで、鍼灸科学生の関心を喚起することを目的としています。また、近年の国家試験では、もぐさの製造方法が出題されることから、臨床に役立つ実践的な知識を磨く機会でもあります。
実施内容:五感で学ぶ伝統技術
株式会社山正の協力により、普段は見ることのできないもぐさの製造現場を間近で体験する貴重な機会が提供されました。学生たちは、もぐさを作るための専門的な設備や機械に触れ、実際にどのように製造されるのかを学びました。
製造工程の豊富な学び
工場の見学では、もぐさの製造に用いられる「熱風乾燥機」や、伝統的な「三種類の石臼」、不純物を選別するための「長どおし」や「唐箕(とうみ)」といった本格的な機械を目の前にし、学生たちはその作業のダイナミックさに驚きを隠せませんでした。これにより教科書では得られない、リアルな製造過程を通じた学びが得られたのです。
学びの成果
この貴重な体験を通じて、学生たちは鍼灸施術への興味が高まり、医療道具の背後にある技術と歴史への理解を深めました。また、本学園では今後も「協同」の精神のもと、地域社会と連携し、学生の教育環境を整備していきます。
本実習を通じて、学生たちは将来、スキルと人間性を兼ね備え、患者様に寄り添った質の高い医療を提供できる専門家へと成長することを目指しています。
行岡保健衛生学園について
行岡保健衛生学園は、1932年に設立され、90年以上の歴史を持つ医療系教育機関で、大阪行岡医療大学、行岡医学技術専門学校、大阪行岡医療専門学校長柄校を運営しています。「協同」の精神を基に、地域医療の現場を支える理学療法士や看護師を育成し、実践的な教育を重視しています。詳しい情報は各リンクからご覧いただけます。