松屋銀座、開店100周年記念おせちの販売
松屋銀座が、開店100周年を迎えたことを記念して、特別な豪華おせちを販売することになりました。このおせちは、350年以上の歴史を誇る有田焼の工房「辻精磁社」と、広尾で茶懐石を提供する名店「青草窠」とのコラボレーションにより誕生します。その価格はなんと100万円。このプレス発表には、食文化を通じた日本の美意識の表現、新たな価値の創造が込められています。
企画の背景
この企画は、松屋銀座において5年前からイベントを共に行っていた「辻精磁社」の十六代辻浩喜氏との出会いから始まります。松屋銀座の100周年という大切な節目に、かつて誰もが挑まなかった究極のおせち作りを目指すという思いが両者を結びつけたのです。
両者のこだわり
「辻精磁社」は、禁裏のために絵付けされた青釉の美しさを長年守り続けてきました。一方、「青草窠」は日本料理の真髄であるおもてなしの心を大切にしています。この二つが合わさることで、伝統と現代が融合した特別なおせちが実現しました。辻氏が「青草窠」を訪れ、その全てに魅了され、双方の思いが一つになった結果、この企画が生まれました。
お重の美しさ
おせちの器は、両者を象徴する“青”と四季の自然をテーマにしており、四季を彫り込んだ吉祥模様の四君子(梅・菊・蘭・竹)が描かれています。また、未来への願いを込めた架空の花も描かれ、目にも美しい作品に仕上がっています。
特選料理の内容
料理は「青草窠」の伝承された技術を基に、一つ一つ丁寧に作られています。日本古来の調味料を使用し、全国から新鮮な素材が取り入れられています。特に、手間を惜しまず作られた煮炊き料理はその真骨頂で、味わい深い料理が揃います。盛り付けは、まさに匠の技が光る仕上がりです。
限定販売の経緯
このおせちは、当初は外商顧客向けの販売だけでしたが、より多くの方にこの特別なおせちを体験してもらいたいという思いから、一般向けにも特別に1台販売することが決まりました。
ご注文方法
この豪華なおせちのご注文は、2023年9月6日から30日まで受け付けられます。価格は、特製おせち料理三段重が88万円(税込)で、さらに特製銘々皿5枚セットが100万円(税込)です。数量は非常に限られていますので、入手できるチャンスは貴重です。
まとめ
この松屋銀座の特別なおせち料理は、伝統と現代的なセンスが見事に融合したものです。料理と器、そしてそれに込められた思いを体感し、新しい年を迎える準備を整えてみてはいかがでしょうか。ぜひ、この機会をお見逃しなく!