2D図面から3Dモデルへ、革新的な一歩を踏み出す「DRAWING SKILL」
株式会社renue(東京都港区)が開発した「Drawing Agent」は、長い間業界の課題とされていた2D図面から3Dモデルを生成する機能「DRAWING SKILL」を発表しました。この機能は、業務の生産性向上に大いに寄与すると期待されています。
デジタル化の流れに対応した新機能
国土交通省が2023年度から全ての直轄土木業務にBIM/CIMを原則適用する中、2D図面と3Dモデルの整合性を保つことが求められています。これにより、設計図書が2Dのまま残る中、3Dモデルが参考資料となるため、両者の調和を図る必要があるのです。
「DRAWING SKILL」では、1つの部品から工場全体までの3Dモデルを生成し、原図との比較が可能です。この新機能では、図面に記載されていない部分を補完しながら3Dモデルを構成します。ユーザーは、生成されたモデルと元の図面を同時に確認し、どの部分が図面に従っているのかを容易に把握できます。
多機能な3Dモデルの生成
「DRAWING SKILL」には、三つの主な機能があります。
1.
部品及び設備の3Dモデル生成
原図の寸法を使用し、図面にない機構を補完した上で3Dモデルを構築します。
2.
工場及びプラント全体のモデル生成
階別の配置図や機器図を参考に、工場全体を一つのモデルとして統合します。
3.
条件変更による再計算
投入量や合流の決まりを変えることで、新たに出力量や平均リード時間を計算します。
これにより、複雑な工程や条件設定の中でも、迅速に3Dモデルを生成することが可能となっています。
Microsoft 365 Copilotとの連携
「DRAWING SKILL」は、Microsoft 365 Copilotでも利用でき、会話の中で図面の3D化を簡単に行えます。図面を添付するだけで、AIが解析し、結果を即座に確認できる便利さは、多忙なビジネスシーンにおいて強力な武器となります。
直面する従来の課題
従来、設備ごとに手作業で図面から3Dモデルを作成する手間が大きな負担でした。特に工場全体を検討する際には、数十点の資料を参照しなければならずモデル作成に多大な時間を要しました。
また、図面には内部機構の情報が不足していることも多く、設計者は手動で情報を補完する必要がありました。こうしたプロセスは、ミスや混乱を招くことも少なくありませんでした。
効率的な業務の実現
「DRAWING SKILL」の導入によって、2D図面から3Dモデルへの自動化が進み、時間を大幅に削減できます。これまで手作業で行われていた工程をデジタル化し、リードタイムを短縮することで、競争力を向上させることが期待されます。
具体的には、制作した3Dモデルの上で条件変更を行い、搬出量や工程の滞留についての再計算を行い、視覚的に比較することができる点は、設計の効率化に大いに貢献します。また、これらの情報はJSON形式で保存されるため、後からの分析や検証が容易になります。
今後の展望
renue社は、短期的には工場全体の接続と経路の検証を進め、中期的には実機のセンサーや制御装置との接続に取り組む計画です。これにより、一つのモデルで様々な要素を統合的に扱えるようになることを目指しています。
「DRAWING SKILL」は、効率的な3Dモデル生成を求める企業にとって、必要不可欠なツールとなるでしょう。興味のある企業は、ぜひお問い合わせを。特定の図面と確かめたい範囲を元に進捗を相談できます。
会社概要
- - 社名:株式会社renue
- - 代表者:山本 悠介
- - 本社:東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター5階
- - 設立:2021年3月
- - URL:renue.co.jp
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