旭化成グループ6社が、性的マイノリティが働きやすい職場環境を評価する指標である「PRIDE指標2024」でブロンズを受賞しました。
旭化成株式会社、旭化成エレクトロニクス株式会社、旭化成ホームズ株式会社、旭化成建材株式会社、旭化成ファーマ株式会社、旭化成メディカル株式会社の6社が、この栄誉に輝きました。
この受賞は、旭化成グループがLGBTQ+を含む多様な人材の活躍を促進するための積極的な取り組みを評価された結果です。具体的には、2021年1月から同性パートナーを配偶者と同等の扱いとする制度を導入し、介護休暇や家族看護休暇、各種手当の利用を可能にしています。さらに、2024年度からは、全社員向けの性的マイノリティに関する理解促進のためのeラーニングプログラムも開始されます。
これらの取り組みは、旭化成グループが掲げる「旭化成グループ行動規範」に基づいています。この規範には、国籍、人種、出自、民族、宗教、性別、思想、年齢、身体的特徴、性的指向や性自認、雇用形態、契約形態など、あらゆる属性を理由とする差別をしない、また容認しないという強い意志が明記されています。
旭化成グループは、多様な人材の活躍こそが持続的な成長に不可欠だと考えています。DE&I(Diversity, Equity & Inclusion)委員会を設置し、社長を委員長として、グループ全体の取り組み状況の確認や課題解決に向けて、定期的なモニタリングと意見交換を行っています。
今回の受賞は、旭化成グループのDE&Iに向けた取り組みの大きな一歩となるでしょう。今後も、社内における理解促進やより働きやすい環境整備に継続的に取り組むことで、全ての従業員が差別を受けることなく、能力を最大限に発揮できる職場環境を構築していくことを目指しています。
PRIDE指標は、work with Prideが2016年に策定した、LGBTQ+が働きやすい職場づくりを評価する指標です。Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5つの指標で構成され、各指標の要件を満たした企業・団体に、ゴールド、シルバー、ブロンズの認定が与えられます。
旭化成グループの取り組みは、企業におけるLGBTQ+への配慮の重要性を示す成功事例と言えるでしょう。今後、他の企業も旭化成グループの取り組みを参考に、よりインクルーシブな職場環境づくりを進めていくことが期待されます。