東京都とスタートアップの協働
東京都は、スタートアップとの連携を強化することにより、都政の課題解決を目指す「現場対話型スタートアップ協働プロジェクト」を実施しています。このプロジェクトの一環として、株式会社FISTBUMPが採択されたことが発表されました。東京都福祉局子供・子育て支援部が設定したテーマは、子供たちが安全に過ごせる環境を整えるための取り組みです。
児童相談所と児童養護施設の現状
東京都内には、11か所の都立児童相談所があり、児童とその家族への支援を行っています。しかし、児童相談所と児童養護施設との間において、入所状況の情報がリアルタイムで共有されておらず、入所依頼のプロセスにおいて様々な課題が残っています。施設における優先度の判断が必要となるため、入所までに時間を要することが一般的です。このような状況を改善するためには、効果的な情報共有が求められています。
DXによる課題解決
FISTBUMPでは、サイボウズ社の「kintone」を利用した「CloudBalance Core」というサービスを提案しています。このサービスを活用することで、児童相談所と児童養護施設間でリアルタイムな入所状況の情報が共有できるようになります。これにより、入所にかかる時間を大幅に短縮し、迅速な対応が可能となるでしょう。
協働プロジェクトの意義
「現場対話型スタートアップ協働プロジェクト」は、東京都が掲げる「Global Innovation with STARTUPS」方針に基づいています。都政の課題にも応える優れた技術やスキルを持つスタートアップとの対話を通じて、共に問題解決に取り組むことが目指されています。FISTBUMPは、今回のプロジェクトを通じて、東京都の子供たちがより良い環境で育つための支援を行うことを目指しています。
FISTBUMPの企業理念
FISTBUMPは、「人だから、人らしい仕事をしたい」という社風の下、他者を助け合う文化を大切にしています。また、法律業界におけるDXを推進しており、これまでに蓄積された技術やノウハウを活用して、より良い社会の実現に貢献していく所存です。
終わりに
今回の協働プロジェクトの進展に期待が寄せられる中、FISTBUMPは今後もスタートアップならではの柔軟な発想と技術を駆使し、東京都の子供たち一人一人の「らしさ」を大切にした支援を展開していくことでしょう。私たちの取り組みが、良質なサービスの提供につながることを願っています。