荒川技研工業と村越淳による『Existence of Line』展が表参道で開催
東京都渋谷区の表参道にあるTIERS GALLERYで、荒川技研工業とプロダクトデザイナーの村越淳が共同で展開する個展『Existence of Line - 線の存在』が開催されます。この展覧会は、デザインと空間の新しい関係性を探る試みで、来る10月18日から11月4日までの期間、さまざまな作品が披露される予定です。
荒川技研工業の革新
1975年に設立された荒川技研工業は、その企業理念「ないものを創る」を体現するように、世界初の金具調整機ARAKAWA GRIPを開発しました。この画期的なシステムは、ワイヤーを任意の位置で安全に固定することを可能にしており、建築やデザインの分野で革新をもたらしています。荒川技研工業の製品は、日本国内だけでなく、アメリカやヨーロッパ、アジアの文化施設や商業施設でも広く採用されています。
村越淳のデザイン哲学
村越淳氏は、デザインの可能性を広げることに情熱を注ぐプロダクトデザイナーです。彼は、素材を自由に实验することで新しい発想を生み出し、デザインに新たな深みを持たせることを目指しています。特に、エクスペリメンタル・クリエイションズのメンバーとしての活動を通じて、ARAKAWA GRIPとの新たな関係性を模索しています。彼の代表作、〈Equilibrium〉は、ワイヤーと木製ユニットを組み合わせて空間に有機的な線状のオブジェを形成した作品で、多くの観客に感動を与えました。
展示内容
『Existence of Line - 線の存在』展では、村越がこれまでの作品を「線」というテーマで再解釈します。展示される作品は、それぞれ異なる角度から線の存在を探るもので、観賞者に対し既存の先入観を解放し、新たな視点を与える試みです。この展覧会では、展示を通じて来場者は線の持つ多様な表情や存在について再考する機会となります。
開催概要
- - タイトル: Existence of Line - 線の存在
- - 会期: 2019年10月18日(金)〜11月4日(祝)
- - 開場時間:
- 平日: 12:00 - 20:00
- 土日祝: 10:00 - 20:00
- - 会場: TIERS GALLERY(東京都渋谷区神宮前5-7-12)
開場初日にはカクテルイベントも予定され、参加者同士の交流が促進されることで、さらなる発見やインスピレーションを得る機会となるでしょう。無限の線の可能性を存分に体験できる本展は、デザインファンのみならず、すべての観客にとって新たな視野を開く場となることでしょう。大いに期待されるこの美術展で、驚きと発見に満ちた時間を過ごしましょう。