廃棄漁具を素材にしたサングラスが発売
株式会社Blueprint oneが新たに立ち上げたライフスタイルブランド「moment of OCEAN」は、環境問題に取り組む中、廃棄漁具を使ったサングラスの販売を開始しました。海洋プラスチック問題が深刻化する中、その一因である廃棄漁具をリサイクル素材として活用することで、持続可能な未来づくりを目指しています。
事業の背景
海洋プラスチックの実に59.5%を占める廃棄漁具は、経済的かつ環境的な影響を及ぼしています。多くは焼却や埋め立てで処理され、流出した漁具が海洋生物に危険をもたらすこともあります。「moment of OCEAN」は、こうした課題解決を図るために、廃棄漁具をアップサイクルし、CO2削減や漁業者の負担軽減に寄与することを目指しています。
サングラスの詳細
新たに登場するサングラスのフレームには、リサイクルナイロン「amuca®️ PA」が使用されており、軽やかな着け心地が特長です。以下の2モデルが展開されます:
- - Kesenray:クラシックレトロな印象のウェリントン型で、知的で落ち着いた雰囲気を演出。
- - Kesenmola:逆三角形のボストン型を基にしたクラウンパント型で、洗練された印象を持ち合わせています。
このサングラスには、60%が廃棄漁具ナイロン、40%が植物性樹脂から構成されたマテリアルリサイクル素材が使用され、レンズには生分解性のBioレンズを採用しています。販売価格は税込8,800円。
販売情報と今後の予定
このサングラスは2025年3月18日からmoment of OCEANの公式サイトで販売される予定です。また、初回販売は数量限定で行われ、今後も地産地消の取り組みを進めていく考えです。廃棄漁具の調達先は、宮城県気仙沼市の漁港からスタートし、順次拡張される見込みです。
付属アイテムの工夫
サングラスのケースは、宮城県石巻産のウェットスーツ端材を使用しており、アウトドアにも使えるドリンクホルダーとしての機能も併せ持っています。
amuca®️タグ
全ての製品には「amuca®️タグ」が付いており、QRコードを読み取ると、原材料の廃棄漁具の回収地域や製品化のプロセスを知ることができます。このことで、購入者は漁具が新たな価値を持つ資源へと変革していくストーリーを体感できるのです。
まとめ
「moment of OCEAN」は、廃棄漁具を活用したサステイナブルなサングラスを通じて、環境保護の意識を高める素晴らしい取り組みを行っています。ファッションを楽しみながら、同時に地球環境にも貢献できる商品を手に入れてみてはいかがでしょうか。