行政DXを推進する「KANAMETO」がCO2排出量ゼロを実現!
行政DXを支援する「KANAMETO」が脱炭素を実現
地方自治体向けの先進的なクラウドサービス「KANAMETO(カナメト)」が、実質CO2排出量ゼロのサービスを実現しました。この取り組みは、トランスコスモスオンラインコミュニケーションズが提供しており、カーボンフットプリント(CFP)の算定に基づき、二酸化炭素排出権を購入することでカーボンオフセットを実施しています。
「KANAMETO」は、主に地方自治体に特化した行政デジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するサービスです。特に、LINE公式アカウントを利用することで、業務の効率化や市民サービスの向上を促進しています。今回、ライフサイクル全体で算出される温室効果ガスの排出を管理し、J-クレジット制度を活用することで、実質的なCO2排出量をゼロに達成することができました。
この成果は、国の「2050年カーボンニュートラル」目標とも一致しており、多くの自治体が制定するグリーン調達方針とも合致します。具体的には、北海道、長野県、三重県、滋賀県、福岡市、長崎県、宮崎県などで生成された森林クレジットを多く採用し、地域資源を最大限に活用した脱炭素施策の支援を目指しています。
カーボンフットプリント算定やJ-クレジットの調達は、トランスコスモスが2023年10月から開始したGHG排出量算定支援サービスを利用しています。このサービスを通して、「KANAMETO」に関連するCFPの算定とオフセットが行われ、より持続可能な社会の実現に貢献しています。
CFP算定には、日本環境倶楽部が発表したガイドラインが参照されており、特にクラウドサービスにおけるCFPの算定は国内でも非常に先進的な試みとなっています。「KANAMETO」は単なる開発・提供に留まらず、日常的に運用される中で、各種活動から生じる温室効果ガスの削減にも注力しています。
例えば、サーバーや従業員が利用するPCの電力消費、通勤時の公共交通機関の利用などによる温暖化ガス排出が考慮されています。トランスコスモスでは、経済活動に関連するガス排出をできる限り削減しつつ、さらに削減できない排出についてはカーボンオフセットで補填し、持続可能性を追求していきます。
加えて、「KANAMETO」には、LINE公式アカウントを用いてごみの収集日を案内する機能や、オンラインで粗大ごみを申込む機能があり、適正なごみ分別や出し方を促進しています。これにより市民の日常的なエコアクションを広め、持続可能な社会への貢献をします。今後も地方自治体と連携し、環境に配慮したサービス開発を進めていく意向です。
地方自治体からの評価
三重県宮川森林組合の髙橋様は、「KANAMETO」を通じて実現したカーボンオフセットに大変喜んでおり、森林づくりを引き続き進めながら、サービス提供者と利用者のスムーズな情報伝達を望んでいます。これにより地域の循環型脱炭素施策がさらに強化されることを期待しています。
このように、「KANAMETO」は地方自治体にとって貴重なパートナーであり、今後も持続可能な社会の実現に向けた新しい枠組みを提供し続けていくことに注力しています。
会社情報
- 会社名
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トランスコスモス株式会社
- 住所
- 東京都豊島区東池袋3-1-1サンシャイン60
- 電話番号
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050-1751-7700