高専生の鉄競技
2024-12-24 09:20:15

高専生が鉄を競う!久留米高専のマテリアルコンテスト開催を前に期待高まる

高専生の熱意が集う、第二回高専マテリアルコンテスト



久留米工業高等専門学校(久留米高専)は、2025年3月11日・12日の二日間にわたり「第二回高専マテリアルコンテスト」を開催します。このコンテストでは、高専生たちが「鉄の強靭化と弱靱化」をテーマに、新たな鉄鋼技術に挑む姿が見られることでしょう。参加校には、前回から新たに鹿児島工業高等専門学校と奈良工業高等専門学校が加わり、合計5校がしのぎを削ります。

コンテストの背景



日本のものづくりを支えるエンジニアの育成に取り組む高専教育は、創造性と技術の高揚を目的とした各種コンテストにより進化しています。このマテリアルコンテストは、材料科学の知識を活用し、実際の鉄の強靭性や脆さを見極める課題に挑むことで、高専生たちの実験的思考を刺激することを目的としています。これは、まさに日本の基幹産業に関わる重要なテーマです。

特に鉄鋼業界は、カーボンニュートラルを推進する必要があり、次世代のエンジニアたちがその実現に向けて働きかけられるような場をつくっていきます。コンテストを通じて多くの試行錯誤や創造的発想が求められ、参加者たちがその中から成長していく姿は刺激的です。

キックオフイベントからのスタート



今年の取り組みは、2024年9月12日・13日に開催されたキックオフイベントから始まりました。群馬高専で行われたこのイベントでは、旋盤加工実習や座屈試験体験、そして昨年度の参加者によるプレゼンテーションなどが行われました。参加者同士の交流も活発で、高専を超えた学生たちが意見を交わし合う姿が印象的でした。具体的な加工技術を学ぶことを楽しむ声が多く、実践的な技術が着実に身についていることを実感できた2日間でした。

コンテストのスケジュール



コンテストに向けた準備はすでに進行中です。ここで、今後の主要なスケジュールを紹介します:
  • - 2024年10月20日:鉄丸棒の配布が行われ、参加校が同一化学組成の鉄を使った加工を始める。
  • - 2024年11月1日:久留米シティプラザでの中間発表にて、各チームが進捗を共有し、専門家との意見交換を行う予定。
  • - 2024年11月から2025年3月上旬:各チームが与えられた鉄丸棒を用いて、具体的な加工熱処理や強靭化・弱靱化の取り組みを進めていきます。発表前の準備に時間をかけられる絶好の機会です。
  • - 2025年3月11日・12日:本番のコンテストが久留米高専で行われ、各チームの取り組みが評価されます。

参加への期待



このマテリアルコンテストは、学生たちが貴重な経験を積む貴重な場です。成長と発見のチャンスにあふれたこのイベントの成功を後押しし、将来の日本を支える技術者たちが生まれることを期待しています。今後の活動にも注目していきたいと思います。皆様のご参加を心よりお待ちしています。


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独立行政法人国立高等専門学校機構
住所
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