15th Rock Venturesの人間拡張ファンド
京都の龍安寺の名庭に象徴されるように、最も価値あるものを見出すことが重要です。その想いを胸に、2019年7月に設立されたのが「15th Rock Ventures」です。これからの「人生100年時代」において、長寿と健康を支える技術を探索し、身体能力を向上させることで、ライフスタイルの向上を実現することを目的としています。
設立の背景
「人生100年時代」と称される現代、私たちの健康寿命が常に伸びているわけではなく、様々なライフスタイルの変化にどれだけ備えられているかは不明確です。15th Rock Venturesは、AIやロボティクス、AR/VRなど先進技術を組み合わせた「Human Augmentation」に投資し、個々人の身体能力を高め、健康を維持し、スキル習得の新しい可能性を提供することを目指しています。
1号ファンドの詳細
15th Rock Ventures Fund 1は、国内の著名な個人投資家や企業経営者からの出資を受けて設立されました。2020年6月を目指し、さらなる資金調達を行い、ファンド規模は50億円を見込んでいます。これは日本国内外の事業会社や機関投資家の参加をもとに成り立っています。
チームの専門性
このファンドの設立には、豊富な投資経験を持つ中島 徹と源 健司が中心となり、彼らはシリコンバレーや日本での豊かな起業経験を基に、Deep TechとITが交差する新たな市場の拡大を視野に入れています。また、Spireteというスタートアップスタジオも抱えており、企業の人材や技術を結集させてグローバルなスタートアップ創出にも積極的に取り組んでいます。
ファウンダーのプロフィール
- - 中島 徹: 東芝での無線通信の研究を経て、産業革新機構でロボティクスやソフトウェアの投資を主導。MistletoeのCIOとして国際的な投資活動を行っています。
- - 源 健司: トヨタでの経験を経て、ニッセイ・キャピタルでIT関連の企業に大きな投資を遂行。多彩な投資先を持ち、資産運用のエキスパートです。
ベンチャーパートナーによる支援
また、アドバイザー陣には連続起業家や投資のプロが顔を揃え、幅広い分野での専門性を生かしながら支援を行っています。特に、孫 泰蔵氏をはじめとする著名な投資家たちがパートナーに名を連ねています。
未来を見据えて
15th Rock Venturesが革新を推進する「Human Augmentation」の領域は、今後の人生100年時代を迎えるにあたっての重要なテーマと言えるでしょう。新たな技術がどのように人間の可能性を拡張するのか、そしてそれが私たちの日常生活にどのように影響を及ぼすのか、今後の展開が注目されます。このファンドは、未来のライフスタイルに新しい風を吹き込む存在となることを目指しています。