新たなエンゲージメント
2025-04-24 11:00:08

科学的根拠に基づく「伊藤版エンゲージメント分析モデル」の発表とその意義

科学的根拠に基づく「伊藤版エンゲージメント分析モデル」の発表とその意義



BUSINESS-ALLIANCE株式会社は、東京文京区に本社を構える企業で、人的資本経営の先駆者として知られる伊藤邦雄教授監修のもと、「伊藤版エンゲージメント分析モデル」を発表しました。このモデルは、企業がエンゲージメントを科学的に可視化し、分析するための重要なツールとなることが期待されています。なお、このモデルは2025年5月から提供されるシステム「coval」の改定版としても利用可能になります。

エンゲージメント向上の重要性



企業におけるエンゲージメントとは、従業員が主体的に業務に取り組み、組織に対してポジティブな関わりを持つことを指します。この指標は企業の生産性向上や離職防止、さらには新たなイノベーションの創出に直結するとされています。また、2020年に発表された「人材版伊藤レポート」によれば、人材をコストではなく資本として捉える視点が求められており、企業の人的資本を適切に評価・管理することが、経済的な価値を高める重要な要素となっています。

「伊藤版エンゲージメント分析モデル」の四つの特徴



発表されたこのモデルは、以下の四つの特徴で構成されています。

1. エンゲージメントKGIの設定: 組織ごとに特性に応じたエンゲージメントKGI(重要目標達成指標)を設定し、企業価値向上のサイクルを可視化します。

2. 多面的な調査データの活用: 組織文化や潜在的な課題に対して、要素間の関係性や構造を抽出することができます。

3. 既存データの高度利用: 労務情報や評価情報などのデータを統合し、人的資本経営の課題解決を支援します。

4. 組織別アクションプランの提示: 分析結果を基に、必要な改善支援を行い、組織単位での実行可能なアウトプットを提供します。

このように、多面的かつ科学的なアプローチでエンゲージメントを分析できることから、企業内での課題抽出や改善策の検討が容易になります。

「coval」とは何か



本モデルに基づく「coval」は、エンゲージメント調査データを財務・人事情報と統合して分析するシステムです。これにより、企業はエンゲージメント向上に向けた具体的な施策を立案し、実行に移すための支援を行います。

covalの特徴には、既存のデータを活用しての深い分析、新たな課題の背景把握、そして専門家の監修による独自の解析システムが含まれています。これにより、企業は持続的な成長へ向けての戦略を実行することが可能となります。

明治グループとの先行利用



また、明治グループでは既にこの分析モデルを利用しており、従業員エンゲージメントの改善に向けた取り組みが進められています。この先行事例の成果は、同社の特別対談として公開されており、具体的な取り組み内容を知ることができます。

今後の展望



今後、BUSINESS-ALLIANCE株式会社はこのモデルを多くの企業に導入し、分析結果を基にさらなるモデルの改良を行っていく予定です。加えて、伊藤邦雄教授との研究を通じて、より高度な人的資本経営の実現を目指します。

まとめ



人的資本経営の観点から、エンゲージメントの重要性はますます高まっています。BUSINESS-ALLIANCE株式会社の取り組みは、企業がその人的資本を最大限に活かすための重要な一歩となるでしょう。これにより、企業は持続的な成長を目指すことが期待されます。


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会社情報

会社名
BUSINESS-ALLIANCE株式会社
住所
東京都文京区後楽2-3-21住友不動産飯田橋ビル
電話番号
03-6822-5107

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