新型DTFプリンタ「TxF300-1600」が登場
株式会社ミマキエンジニアリングが、注目のDTF(Direct-to-Film)プリンタ「TxF300-1600」を発表しました。この新モデルは、従来機比で生産性が最大約4倍という驚異的な効率を誇ります。2024年9月25日から開催される「オーダーグッズ・ビジネスショー」において、日本で初めてお披露目される予定です。
前モデル「TxF150-75」の成功
ミマキエンジニアリングは2023年4月に初のDTFプリンタ「TxF150-75」を発売しました。この機種は、その鮮やかなプリント能力と安定したパフォーマンスで、多くのユーザーから高い評価を得てきました。市場からはさらなる生産性の向上が求められたため、新たに「TxF300-1600」が開発されることとなりました。
「TxF300-1600」の特徴と利点
新型プリンタ「TxF300-1600」は、以下の特長を備えています。
1.
生産性の向上: 従来機比で最大約4倍のTシャツプリント生産性を実現しました。幅800mmのDTFフィルムでは約3倍の成果を上げます。
2.
広幅なプリント対応: プリント幅が約2倍に拡張され、濃色生地への鮮明なプリントが可能になりました。これにより、インテリアファブリックへの利用も視野に入ります。
3.
多様な生地への対応: 綿や混紡ポリエステルなど、幅広い生地に対応し、特にカーテンやフロアマットのプリントに最適です。
環境への配慮
「TxF300-1600」は、環境にも配慮されています。使用されるインクは、OEKO-TEX®認証を取得しており、ECO PASSPORTにも対応しているため、環境に優しい商品を提供します。また、インク循環機能MCTv2が備わっており、白インクの詰まりを防止する設計になっています。
メンテナンス性と安定性
新しいプリンタは、安定的な稼働を保つための多くの機能を搭載しています。ノズルの状態を確認する機能や、ノズルがダメになった際に他のノズルで補うシステムが搭載されており、ユーザーは作業をストップせずにプリントを続けられます。さらに、アルミパックによるインク包装が利用され、長期的なインク品質を保ことが可能です。
発売予定と普及への期待
「TxF300-1600」は、2024年10月から販売が開始される予定で、年間150台の販売を目指しています。これにより、オリジナルウェアやインテリアファブリックの市場に新たな風を吹き込むことが期待されています。
まとめ
ミマキエンジニアリングは「新しさと違い」を経営理念に掲げています。新型の「TxF300-1600」は、美しさと速さを求めるお客様のニーズに応えるべく開発された革新機です。これからのプリント業界において、多くの顧客の期待を超えるパフォーマンスを発揮することでしょう。さらなる詳細については、公式ウェブサイトや展示会にお越しください。