パーキンソン病への支援を拡充する新たな取り組み
2025年11月10日、東京都港区に本拠を置く
公益財団法人 日本フィランソロピック財団が、第3回「パーキンソン病QOL基金」の助成先公募を開始しました。この基金は、国における指定難病のひとつ、
パーキンソン病の患者がより良い生活を送れるようにすることを目的としています。
パーキンソン病とは何か?
パーキンソン病は、運動機能に影響を及ぼす神経変性疾患で、国内には約15~20万人の患者がいるとされています。病気の進行に対して有効な治療を受けるためには、早期発見や適切な医療情報へのアクセスが重要です。しかし、これらの環境はまだ十分とは言えず、患者やその支援を行う団体の取り組みが必要です。
QOL基金の目的
本基金は、パーキンソン病の患者がより快適に、より長く人生を楽しむための支援を目指します。医療関係者と患者間の連携を強化し、様々なツールやサービスを提供する取り組みを広げていきます。助成対象となる事業は、
パーキンソン病患者のQOL(Quality of Life)向上に向けた研究や支援活動です。
助成対象と金額
応募の対象は、日本国内に主に活動の拠点を有し、過去1年以上の実績を持つ団体または法人です。法人格のない任意団体や営利法人も応募可能です。助成金は合計で約
1,000万円が予定されており、1団体あたりの上限は500万円となっています。任意団体の場合は、上限が50万円です。採択される団体は、3から6団体程度を見込んでおり、この助成金は2026年5月から2027年4月までの期間に使用されます。
応募方法とスケジュール
助成を希望する団体は、電子申請システム
「Graain」を通じて必要書類を提出する必要があります。詳細な募集要項や応募用紙は、公式ウェブサイトからダウンロードすることができます。
公募は2025年11月10日に開始し、2026年1月8日17:00まで受け付けます。選考結果は2026年4月上旬に通知予定です。
お問い合わせ先
応募に関するお問い合わせは、当財団の代表メールアドレスにて受け付けています。メールアドレスは info(at)np-foundation.or.jp です((at)は@に変更してください)。
日本フィランソロピック財団とは
日本フィランソロピック財団は、2020年に設立され、社会貢献事業に資金を提供しています。寄附者の「思い」を社会に還元し、意義ある寄附を育むことを目指しています。さらに詳しい情報は、財団のウェブサイトをご覧ください:
np-foundation.or.jp
パーキンソン病患者のQOL向上に向けて、より多くの団体の応募を期待しています。