インディゲームクリエイターyonaの新たな挑戦
インディゲームの世界に新たな風を吹き込むyonaさんが、ノベルゲーム『ダレとカレも』を発表しました。彼女は、講談社ゲームクリエイターズラボ(GCL)に参加しており、過去にも成功を収めています。このプロジェクトは、年間最大1000万円を支援するという大胆なコンセプトでスタートし、インディゲームクリエイターの夢をサポートしています。
GCLでは、常時募集されるインディゲーム企画に応募できる「ゲームクリエイターズラボオーディション(GCLA)」や、有望なクリエイターに担当編集者をつけて支援する「フェロー制度」があります。これまでに6組のクリエイターがフェローを経てラボメンバーに加わっています。
特に注目されるのは、yonaさんが以前ラボメンバーとしてリリースした『In His Time』です。2023年10月にリリースされたこの作品の成功を受けて、彼女は新たな企画に取り組むことを決めました。手掛ける『ダレとカレも』は、彼女の創造性が詰まった作品で、前作とは異なるスタイルで彼女の成長を感じられるものとなっています。
ゲームの背景とクリエイターのコメント
yonaさんは、次の作品に入るにあたって様々な葛藤があったと語ります。「もう次の作品を作るのは無理なんじゃないか…と思っていた時期もあった」と振り返り、自分が本当に作りたいものを見つめ直しました。今回の企画では、自身の一番熱い想いを込めることを大切にしたと明言し、しっかりとしたコンセプトのもとに新たな挑戦を行っています。彼女の意欲的な姿勢が、多くのクリエイターたちの模範となることでしょう。
また、彼女の作品に対する情熱的なコメントも印象的です。「神様に感謝します」と彼女は述べ、支援を受けてここまで来られたことへの感謝の気持ちを表しています。さらに、彼女は「絵のスタイルが前作とは異なっている」とし、自分の表現を疑いながら新たな挑戦をする充実感を抱いていることを示しています。
ゲームの内容と今後の期待
『ダレとカレも』は、企画書に記された不穏な滑り出しから始まる物語で、次第に明らかになる世界の真実や感動的な結末に対する期待が高まっています。GCLの編集部員たちもその内容に驚愕し、プレイそのものが待ちきれないと語っています。「記憶を消して何も知らない状態で遊びたい」とのコメントからも、彼女の作品が持つ魅力が伺えます。驚きの展開が待っていることは間違いありません。
GCLのさらなる展開
ゲームクリエイターズラボは、GCLAだけでなく様々な支援プロジェクトを展開しています。ゲームに関する持ち込み相談や、YouTubeでのゲーム紹介、専門学校やイベントでのリアル持ち込みといった活動も行っています。これらは全て、インディゲームクリエイターの夢を形にするためのプラットフォームです。
講談社としても、クリエイターの支援を継続して行っていく姿勢を示しており、今後も目が離せません。yonaさんの『ダレとカレも』のリリースが待たれる中、クリエイターたちの新たな挑戦に期待が高まります。