カードローン審査に落ちた理由を直撃！実態を探る独自調査結果

カードローンは生活において非常に身近な存在となっていますが、その一方で、申し込みをしても審査に落ちてしまう人々も多いのが現実です。最近、セレクトラ・ジャパン株式会社が実施した「カードローンの審査落ちに関するアンケート」が注目されています。今回は、この調査結果に基づいて、カードローンの審査実態について詳しく見ていきます。

調査の概要

この調査は、実際にカードローンを申し込んだことがある779名を対象に行われ、その中で審査に落ちた経験のある100名からの回答をもとにしています。調査の目的は、審査落ちの実体験やその原因を探ることです。

カードローンの利用状況

調査結果によると、約6～7人に1人がカードローンを申し込んだ経験があることが分かりました。具体的には、全体の15.6%に当たる779名が対象で、その結果から、カードローンは徐々に一般的な金融商品として広がっていることが伺えます。

借入申し込みはどうだった？

申し込み方法についても、調査は興味深い結果を示しました。回答者の約60.6%が1社のみ申し込んだと回答し、次に多かったのが2社の申し込みで25.4%、3社以上の申し込みは14%でした。これは、ほとんどの人が1社に集中して申し込んでいることを示しています。

複数申し込みの影響

複数社に同時に申し込むことが必ずしも審査落ちにつながるとは限らないものの、確実に審査通過率は下がる傾向があることが分かりました。例えば、1社のみ申し込んだ場合の審査通過率は88.1%と高く、2社では77.8%、3社以上では61.5%という結果です。この結果からも、審査基準は緻密に設定されていることが伺えます。

審査結果が予測できなかった理由

調査では、実際に審査に通らなかった100名に「審査に落ちる可能性があると思っていたか」という質問をしました。その結果、28名は「まったく予想していなかった」と回答し、45名は「その可能性もありうると予想していた」、27名は「審査落ちる可能性が高いと予想していた」と答えました。このデータは、審査の不透明さを浮き彫りにしています。

なぜ審査に落ちたと考えるか？

調査の最も興味深い点は、審査に落ちた理由についての回答でした。申込者自身が推測する理由としては、最も多かったのが「収入が不安定だった」こと。特に、安定した収入がなければ、過去の実績が良好でも評価は厳しくなるという傾向があります。

次いで「過去に滞納をしたことがある」という回答も多く、金融機関は申込者の信用情報に厳密に目を通しています。特に借入においては、過去の履歴が重視されるため、1度の滞納がその後の審査に大きな影響を及ぼすことがあるのです。

また、「収入がなかった」や「申込情報に不正確な情報を記入した」という回答もあり、いずれのケースでも、十分な理由としてカードローンの審査に影響を与える結果となります。