建築業界の人材不足が深刻化する中、建築測量のリーディングカンパニー、大浦工測株式会社が、新たにプロメント設備株式会社と資本提携を結びました。これは、業界内での人材不足解消と、サービスの一体化を進めるための重要なステップです。
資本提携の概要
2023年2月1日、大浦工測はプロメント設備の全株式を取得することで資本提携を結びました。この提携は、東京都北区を拠点とする大浦工測が、千代田区に本社を置くプロメント設備との協力を通じて、建築測量と設備工事の両分野においてスムーズなサービス提供を目指すものです。これにより、特に首都圏の大型再開発事業において一歩進んだ墨出しサービスの提供が期待されます。
人材不足への対応
建築業界では、技能工の不足が大きな課題とされています。これに対応するため、大浦工測は省力化施工を進めつつ、プロメント設備の多能工技能者のスキルを活用して、両社が持つ技術やノウハウの共有を図ります。これにより、技能工の雇用安定化と処遇改善を目指し、将来的には建築分野での多能工事業の構築を目指すとしています。
大浦工測株式会社について
1969年に設立された大浦工測は、国内の大手ゼネコンの建築工事において、最大手の建築測量企業です。東京都北区の本社を拠点に、319名の従業員が在籍し、工事測量・一般測量・3次元計測サービスなど幅広いサービスを提供しています。公式サイトは
こちらです。
プロメント設備株式会社について
一方、プロメント設備株式会社は2014年に設立された企業で、設備工事において空調や衛生、電気設備などの多能工作業を手掛けています。設備工事の分野でも講じられる能力向上が期待されており、128名のスタッフがそのために尽力しています。今後、代表者は大浦章が引き継ぎ、さらなる統合を進める予定です。公式サイトは
こちらです。
まとめ
今回の資本提携によって、大浦工測とプロメント設備の二社は、業界の需給バランスの改善と技能工の安定雇用を実現するために、ワンストップサービスの提供を進めます。人材不足に悩む現在の状況において、両社の協力がどのような成果を生むのか、今後の動きが注目されます。