日本発放射冷却素材「SPACECOOL」が国際舞台に登場
2025年10月15日から17日まで、マレーシア・クアラルンプールにて開催される「MALAYSIA–JAPAN ENVIRONMENT WEEK 2025」に、SPACECOOL株式会社が出展します。このイベントは、環境省とマレーシアの天然資源・環境・気候変動省が連携し、脱炭素化や循環経済、気候適応をテーマにした国際的な展示会です。
SPACECOOL株式会社は、東京都港区に本社を置き、代表取締役社長である末光真大が率いる企業です。彼らが開発した放射冷却素材「SPACECOOL」は、宇宙に熱を逃がすことでゼロエネルギー冷却を実現し、カーボンニュートラルに寄与する新しいマテリアルとして注目されています。
イベントの概要
「MALAYSIA–JAPAN ENVIRONMENT WEEK 2025」は、ピッチセッションや展示ブースを含む多様なプログラムを提供し、両国間の知見と技術を共有する場です。SPACECOOLはブース番号4に常設展示され、特に海外での導入事例やその実証データを紹介します。この新素材が持つ環境への利点は、多岐にわたります。
例えば、建物の屋根、工場、コンテナ、屋外設備など、多様な分野での導入が進んでおり、空調にかかる電力を削減することでCO₂排出を抑制する一方で、暑熱環境でも快適さを維持できるという効果があります。こうした特徴は、特に気候変動が進む現代において、非常に重要です。
ビジネスピッチセッションへの登壇
また、SPACECOOL株式会社は10月17日に行われる「Climate Change Mitigation (JCM) & Adaptation」セッションにも登壇します。このセッションでは、放射冷却素材を気候変動緩和策や適応策としてどのように活用できるか、国内外の実例をもとに具体的な事例を通じて解説します。これにより、脱炭素化だけでなく、環境への適応力を高めるためのソリューションの可能性を広く発信していく予定です。
環境ウィークへの期待
このように、SPACECOOLの出展は日本の革新的な素材技術が国際的な舞台で評価される良い機会です。環境問題解決に向けた取り組みが進む中、特にアジア地域での実用性や適用範囲の広さが期待されます。
最後に
SPACECOOLのような新素材が、建築業界や工業、さらには日常生活における使用へと広がることで、持続可能性の確保に貢献することができます。今後の環境ウィークにおける具体的な成果や、新たな導入事例の共有にも注目が集まります。この機会にぜひ、SPACECOOLの実力を体感してみてください。