ウェイロン・ジェニングスが復活!アルバム『Songbird』が登場
没後23年の時を経て、カントリー音楽界の偉大なスーパースター、ウェイロン・ジェニングスの完全未発表音源を集めたニューアルバム『Songbird』がリリースされました。このアルバムは、ウェイロンの息子であり、3度のグラミー受賞者でもあるシューター・ジェニングスが制作したものです。
アルバムの誕生背景
『Songbird』は、ウェイロンが1973年から1984年の間にレコーディングしたビンテージな音源を集めた3部作の第一弾で、全世界でリリースされる予定です。シューターはこの作品について「父の現代への帰還を祝福するもの」と語り、その音声にはこの世を去った今でも尚、情熱と魂が宿っていると強調しました。これから数年にわたって、他の未発表音源も明らかにされることが期待されています。
収録曲とその魅力
アルバムには、フリートウッド・マックの名曲「Songbird」のカバーをはじめ、ウェイロンが1978年に録音した「The Cowboy (Small Texas Town)」など多彩な楽曲が含まれています。これらの楽曲は、ウェイロンの独自のスタイルで新たにアレンジされ、聴く者を魅了することでしょう。
先行シングルとしてリリースされた「Songbird」は、シューターが手がけたこの作品の大きな魅力を示しています。また、アルバムの全体像を理解するためには、シューターとウェイロンの長い歴史も重要です。ウェイロンは、ナッシュビルの伝統に反発し、自身のスタイルを追求してきたが、その中で数々の名曲を生み出しました。
シューティング・パーティーの盛況
このアルバムの公式発表は、カリフォルニア州ウェスト・ハリウッドのザ・ヴァイパー・ルームで行われた父の日のイベントで行われました。シューターは、当日ウェイロンのバックバンド「The Waylors」のメンバーとともに、特別ゲストを迎え、ウェイロンの名曲を演奏する楽しいパーティーを開催しました。このイベントは多くの音楽ファンにとって特別な瞬間となり、ウェイロンの音楽がいかに多くの人々に愛されているかを再確認する機会となりました。
ウェイロン・ジェニングスについて
ウェイロン・ジェニングスは1937年にテキサス州で生まれ、若いころから音楽に身を捧げてきました。彼はバディ・ホリーのバックバンドを務めることで注目を浴び、その後自身のスタイルを確立しました。彼が創り出した「アウトロー・カントリー」は、ナッシュビルの固定観念に対する強い反発として多くの人々に影響を与えました。
彼はカントリーミュージックの殿堂入りを果たし、2002年に64歳でこの世を去るまで数多くのヒット曲を生み出しました。彼の音楽は、時代を超えて多くのアーティストにインスピレーションを与え、現在でもその影響力は衰えていません。
まとめ
『Songbird』は、ウェイロン・ジェニングスの音楽的遺産を新たな形で楽しむことができる貴重なアルバムです。音楽ファンはもちろん、これから彼の音楽に触れる人々にも、その深い魅力を発見していただけることでしょう。今後の未発表音源のシリーズも楽しみです。アルバム『Songbird』は、本日リリースされましたので、ぜひ耳を傾けてみてください。