仕事と介護を考えるECCカンファレンス2024が開催
2024年10月15日(火)、オンラインで開催される「ECCカンファレンス2024」は、仕事と介護を両立するための重要な場となります。主催は業界を横断するコンソーシアム「エクセレント・ケア・カンパニー・クラブ」で、企業が直面する「ビジネスケアラー」の課題に対して、具体的な解決策を探ることを目的としています。
2025年問題とは?
「2025年問題」とは、2025年に団塊の世代が全員75歳以上となることから、介護が必要な世代が急増することで生じるさまざまな社会問題を指します。この問題に対して、経済産業省は企業経営者に向けて、仕事と介護の両立支援に関するガイドラインを発表し、2025年4月からの育児・介護休業法の改正では、介護離職を防ぐための支援義務や情報提供が求められています。
企業が直面する課題
しかし、企業が実際に「仕事と介護の両立支援」に取り組む際には多くの壁が存在します。法律や制度の整備が進む中で、企業内では具体的な支援がどのように進められるのか、また、どのようにして経営層を巻き込んでいくのかが問われています。ECCカンファレンス2024では、全14社の担当者がそれぞれの経験を共有し、実行可能なソリューションを探ります。
プログラムの詳細
カンファレンスは以下のプログラムで進行します。まずトークセッション1では、経済産業省の水口氏が国の取り組みやガイドライン策定について解説。その後、トークセッション2では、ECC Clubの発起人や運営委員が、過去の取り組みとその成果について振り返ります。
各分科会の発表内容
1.
ロールストーリー発表:仕事と介護の両立についての共感を得るためのストーリーの共有。
2.
両立支援コミュニティ:コミュニティの意義や運営のコツについて。
3.
マネジメントの巻き込み:経営層を巻き込むための戦略。
4.
面談ツールの利用:職場での理解を促進するためのツールの紹介とその課題。
参加方法
参加希望者は、オンラインでの事前登録が必要です。また、リアル参加も可能ですが、こちらは会員企業への招待制となっています。詳細と申し込みは、公式ウェブサイトでもご確認いただけます。参加は無料で、ダイバーシティや健康経営に関心がある企業の人事担当者や経営層が対象です。
総括
企業と社会全体が直面するこの大きな変革の時期において、仕事と介護を両立させるための意義深い取り組みが期待されています。ECCカンファレンス2024を通じて、多くの企業が実効性のあるアイデアを持ち帰り、一層の支援を推進することが望まれています。参加者がそれぞれの立場からどのようなインサイトを得るのか、注目が集まります。