新たに発達障害専用のオンライン診療枠を提供開始した『あんよ』
小児科オンライン診療サービス『あんよ』の新たな試み
『あんよ』は、ジークス株式会社が運営する小児科オンライン診療サービスで、新たに発達障害に特化した外来枠を設置しました。この新サービスは2025年6月4日に提供を開始し、家庭での不安や疑問を専門医に気軽に相談できる環境を整えました。
発達障害への不安の声
発達障害に関する悩みは、近年多くの親たちが抱える問題です。言葉の遅れや、集中力の欠如、特定の事物に対する異常なこだわりなど、早期に気づくことは重要ですが、実際に相談へと踏み出せるかどうかは難しいものです。文部科学省の調査によると、通常の学級に在籍する小学生の約10.4%が、学習や行動面で何らかの困難を抱えているとのことです。このような状況を考慮すると、少しでも気になる点があれば、早期相談が求められています。それでも、様子を見ることが先延ばしにされることが多く、早いタイミングで専門家に相談することが難しい現状があるのです。
『あんよ』の取組み
『あんよ』は、子どもを育てる家庭と、自宅で働く小児科医をオンラインでつなぐサービスです。昨今の医療環境を踏まえ、従来の医療機関での受診に代わる新たな形として、2023年6月から愛知県で公式にスタートしました。システム利用料が無料であり、さらに子供医療費助成が受けられるため、経済的負担を軽減しつつ、待ち時間や感染症リスクを少なくすることができます。多くの親御様からの支持も受けています。
発達外来の特徴
新しく設けられた発達外来は、発達障害に関する専用の問診や診療フローを導入した新しい予約枠です。自宅にいながら手軽に受診できる点が大きな特徴で、状況を事前に共有できる問診フォームを用意しています。さらに、1枠20分の予約制によって、しっかりと相談する時間が確保されています。
受診の目安
以下は、年齢や行動の例を基にした受診の目安です。特に、発達に関する不安がある方は、これらのポイントを参考にしてください。
- - 1歳〜1歳半 : 気になる行動としては、人見知りが強い場合や、なかなか親と目を合わせない場合などが挙げられます。これらが気になる場合は、一度相談をお勧めします。
- - 2歳〜3歳 : 言葉が遅めでも身振りで意思表示することができるか、一人遊びが得意で切り替えができるかどうかがポイントです。こちらも少しでも不安があれば、相談を推奨します。
- - 4歳〜就学前 : 嫌いな物事に対する激しい反応や、集団行動に参加できない場合は、受診をお勧めします。小学生以降も同様で、注意力の散漫や感情の爆発が頻繁に起こるようでしたら、早めの相談が大切です。
会社情報
ジークス株式会社は、愛知県名古屋市に本社を構え、2019年9月に設立されました。資本金は1億4,000万円で、小児科オンライン診療システム『あんよ』の開発を行っています。公式サイトも用意されているので、詳細情報を知りたい方はぜひ訪れてみてください。
これからも多くの子育て世帯をサポートし、安心して医療にアクセスできる環境を提供していくと予想される『あんよ』。家族に寄り添ったこの新しいサービスが、発達に関する悩みを抱える家庭の力になることを期待したいです。
会社情報
- 会社名
- ジークス株式会社
- 住所
- 愛知県名古屋市中村区名駅１丁目１番３号JRゲートタワー２７階名古屋大学OICX
- 電話番号
- 052-485-8760
トピックス（ライフスタイル）
【記事の利用について】
タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。
【リンクついて】
リンクフリーです。