長野県とユーシービージャパンが連携協定を締結
2023年9月11日、ユーシービージャパン株式会社(UCBは、ベルギーのブリュッセルに本社を置くグローバルバイオファーマで、神経領域や免疫・炎症に関する医薬品の研究開発を行っている)が長野県と、「てんかんと共に生きるすべての人が、安心して暮らせる地域社会」の実現に向け、連携協定を締結しました。この協定の目的は、てんかんに対する正しい知識の普及を進め、患者さんが安心して生活できる環境を整えることです。
連携協定の内容
本協定に基づき、UCBと長野県は次のような取り組みを進めていきます。
1.
てんかんへの理解の促進:正しい情報を広めるための啓発活動を行い、てんかんに対する偏見を取り除くことを目指します。
2.
行政との連携:地域社会との相互協力を深め、必要な支援制度やインフラを整備します。
3.
患者価値の創造:患者さんが必要とする支援を地域に基づいて提供し、医療の公平性を確保します。
UCBは、この協定によって、地域特性を考慮した官民連携を通じて、てんかんに関わる新たな支援方法を模索し続けます。これにより、患者さんにとっての具体的な価値を生み出すことを重視しています。
ユーシービージャパンの背景
UCBは、1988年に設立されたユーシービージャパンを通じて、抗てんかん薬、関節リウマチ治療薬、乾癬治療薬を中心に医薬品事業を展開してきました。近年では、希少疾患領域でも治療薬の提供を開始し、通常の治療法では十分な改善が得られない患者のための新たな選択肢を提供しています。
また、UCBは2025年の日本国際博覧会(大阪・関西万博)においてベルギーパビリオンのダイアモンドパートナーとして協賛することも発表しています。これにより、国際的な場でのプレゼンスを強化し、医療の公平性の重要性を広めることが期待されています。
長野県とユーシービージャパンの連携協定は、てんかんについての正しい情報を地域に浸透させ、患者さん及びその家族が安心して生活できる社会を作るための第一歩です。両者の協力がもたらす未来に注目し、その効果的な進展を見守りたいと思います。
より詳しい情報は、
ユーシービージャパンの公式ウェブサイトや、彼らのLinkedInやYouTubeのページをフォローしてください。