ボーダレス株式会社の全株式取得の詳細
株式会社建デポが2025年6月2日付で、工具買取専門店「Reツール」を運営するボーダレス株式会社の全株式を取得し、完全子会社化を正式に発表しました。この取り組みは、建デポが求めていた新たな成長機会を生むものとして注目されています。
株式取得の背景
建デポは2019年にコーナン商事の完全子会社となり、全国で89店舗を運営。プロ専用会員制の建材卸店として、高い支持を得ています。その取り組みの中で、会社の存在意義である『会員様に寄り添い、豊かさを提供する』ためには、既存の領域を広げるだけでなく、新たなチャレンジが必要と判断。特にリユース市場にチャンスを見出しました。
リユース市場は、2030年には年率4.5%の成長が予測されており、環境問題や消費行動の変化を考慮すると、さらなる成長が期待されます。建デポは、すでにリユース品の試験販売を通じて、会員の関心を引きつけていることが分かりました。
ボーダレスの強み
ボーダレスは、コーナン商事の運営するコーナンPRO内で、8店舗を展開し多くのプロ職人に支持されています。一般的に廃棄されることが多い不要な工具を売買し、次に利用したい人へ引き渡すことに力を入れているのが特徴です。この活動は、経済面だけでなく、環境保護や資源の有効活用、SDGsへの貢献とも結びついています。
今後の展開
今回の子会社化により、関西の強みを活かし、さらなる店舗展開を目指します。関西だけでなく、関東圏にも進出し、電動工具買取サービスの受け入れを広げていく計画です。リユース事業を本格的に推進することで、会員により良いサービスを提供していく決意を表明しました。
ボーダレス株式会社について
ボーダレスは、関西地域を中心に「Reツール」として、建築用電動工具の買取・販売を行っています。自社ECサイトを通じて、すべての取引をオンラインで実施しており、安心、安全なリユース品の提供に心がけています。中古品はすべて点検、クリーニング、メンテナンスを行い、品質を保つ取り組みがされています。
まとめ
この株式取得は、建デポがリユース市場でのプレゼンスを高める一歩であり、会員様にとっても充実したサービスの提供へと繋がります。リユース業界において、より持続可能な社会を目指し、環境にも配慮した企業活動が期待されます。これからの展開に一層の注目が集まる中、両社の連携が生む新たな価値に是非ご期待ください。