『モノのレトリック』展
2026-04-27 13:45:00

五十嵐威暢アーカイブで行われる企画展『モノのレトリック』が開催決定

五十嵐威暢アーカイブ企画展『モノのレトリック』の詳細



金沢工業大学内にある五十嵐威暢アーカイブでは、2026年度に新たに企画展『モノのレトリック』が開催されることが発表されています。この展示は2026年4月27日から始まり、2つの期間にわたって行われます。前期は令和8年4月27日(月)から8月30日(日)まで、後期は9月21日(月・祝)から2029年1月17日(日)までです。いずれも入場無料で、開催時間は10時から17時までで、訪れる際はぜひアーカイブの公式ウェブサイトで休館日をチェックしてください。

この企画展のコンセプトは「レトリック」です。"レトリック"とは、言語を巧みに使い、効果的に表現する技術を指し、直喩や隠喩、対比、倒置といった手法を含みます。これらは、同じ物事を異なる角度から捉えることで新たな視点や思考を獲得するための道具としても機能します。言語哲学者の佐藤信夫が1978年に著書『レトリック感覚』で語ったように、レトリックは我々の認識そのものに影響を与える重要な手法なのです。

美術やデザインにおいてもこのレトリックの働きは顕著です。たとえば、柔らかく丸みを帯びた大理石の彫刻は、雲のような軽やかさを彷彿とさせます。このように、作品の色や素材、形状といった物理的な特性は、見る人にさまざまな印象を与え、新しい発見や認識を促進します。

本展には、船越晴稀氏が参加し、独自の視点から展示作品を通じた意味のネットワークを構築しています。船越氏は、鑑賞者としても振る舞うことで、見る人自身が創造の主体であることを示唆しているのです。つまり、今回の展示室は単なる視覚的な体験にとどまらず、鑑賞者自らが創造へと向かうための空間でもあると言えるでしょう。

五十嵐威暢アーカイブは、金沢工業大学の一環として、STEM教育とアートを融合させた感性教育を推進しています。このアーカイブは、彫刻家でありデザイナーでもある五十嵐威暢氏から寄贈された5000点以上の作品や資料を収蔵し、学生たちが独自の視点で世界を捉え、創造力を高めるための学びの場として活用されています。また、このアーカイブは研究者だけでなく一般にも公開されており、広くデザインやアートの資料を利用できるよう心がけています。

金沢工業大学が提案する展示『モノのレトリック』は、ただの美術展ではなく、見る人々が自らの感覚や視点を試し、新たな発見へと導かれる場として位置付けられています。この機会にぜひ訪れ、自分自身のレトリック感覚を体験してみてはいかがでしょうか。


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