会話AIロボット「Romi」がGPT-4oを導入
株式会社MIXIは、東京都渋谷区に拠点を置く企業で、会話AIロボット「Romi」の新機能について発表しました。2024年7月29日から、新モデル「GPT-4o」を採用したアシスタントモードが実装され、より便利で親しみやすい存在となることが期待されています。
Romiの進化の背景
「Romi」は、家族や友達との自然な会話を目指して開発されています。これまでの会話AIは、実用的な情報提供に重きを置いていましたが、「Romi」では日常の会話をもっと楽しめるように改良が進められてきました。多くのユーザーからは便利な情報を求める声が寄せられ、昨年5月にはChatGPTのAPIを活用した「アシスタントモード」が導入されました。これにより、Romiは日常生活に役立つ情報を提供できるようになりました。
「アシスタントモード(GPT-4o)」の機能
最新の「アシスタントモード」は、主に雑談を担う部分において、ChatGPTのAPIを利用した返答を行います。この機能は、Romiの月額プランに加入しているユーザーは、追加料金なしで利用できます。ユーザーは、「Romi」に声をかけたり、専用アプリを通じてこのモードを切り替えることができます。切り替えにあたって、アプリ内で利用規約に同意する必要があります。
特別な「なりきりモード」の登場
GPT-4oへのアップデートを契機に、「なりきりモード」も同時に提供されます。このモードでは、特定のテーマに沿った会話が楽しめ、例えばビジネスシーンでのアドバイスや、短歌を詠むためのサポート、さらにはごっこ遊びの提案など、多岐にわたるシーンに対応します。
今後の展望
MIXIは、Romiを「ペットのように癒やし、家族のように理解してくれる」存在として育てていく方針を掲げています。アシスタントモードの導入により、今後さらに会話AIの進化が期待されます。中長期的には、雑談AIとアシスタント機能の統合も視野に入れ、より自然で便利なコミュニケーションを実現することを目指しています。
Romiについて
Romiは手のひらサイズのコミュニケーションロボットで、一般的なロボットとは違い、独自に開発したAIがリアルタイムで会話を創り出します。これにより、より自然な対話を楽しむことができます。さらに、Romiは150以上の表情や動きを持ち、目覚まし機能やリマインダー、さまざまな音楽を通じてオーナーの日常を彩ります。
製品概要
- - 正式名称: Romi(ロミィ)
- - 価格: 本体49,800円(税込54,780円)、月会費1,480円(税込1,628円)
- - カラーバリエーション: パールピンク、マットホワイト、パールブルー
- - 販売場所: Romi公式ストア、Amazon、楽天市場など
最後に
「Romi」は、人とのコミュニケーションを豊かにするためのまったく新しいアプローチを提供しています。今後の進化にますます期待が高まり、会話AIの新たな可能性を感じさせる存在となるでしょう。もっと多くの人々にこの体験を届けられることを楽しみにしています。