営業を支えるAI
2025-03-12 13:31:21

AIチャットボットで営業効率を最大化、富士丸産業の取り組み

富士丸産業がAIチャットボットで営業力を強化



水中ポンプに特化した機械レンタルを手掛ける富士丸産業が、営業支援としてAIチャットボット機能を導入することが決定しました。このシステムは、株式会社ユニキャストが担当しており、顧客からの問い合わせにスピーディーに対応する土台を提供します。最大の目的は、営業担当者の負担を軽減し、社内ノウハウを効率よく蓄積・共有することにあります。

導入の背景

富士丸産業は多種多様な水中ポンプを扱い、全国からの注文に応じてレンタル業務を行っていますが、営業担当者が充分な商品知識を持たない場合、顧客への最適な提案までに時間がかかるという課題が浮き彫りになっていました。属人的な知識が必要になる場面が多く、問い合わせから提案までのリードタイムが延びてしまうことで、機会損失が起こる可能性も懸念されていました。このような背景から、営業力強化のための組織的なノウハウを蓄積できるシステムの導入が急務となったのです。

AIチャットボット導入の目的

新しいAIチャットボットの導入により、社内に蓄積された豊富な商品情報や提案事例をデータベース化し、全社員が迅速に必要な情報を取得できる環境を整えます。このことで、業務の効率化が図れ、顧客からの問い合わせに対してより迅速かつ専門的な商品提案ができるようになります。また、情報収集や提案の段階でかかる時間の短縮が期待できるため、営業の受注率を向上させることにもつながります。

システムの特徴

このAIシステムは、独自のデータベースを基にして、社員がチャット画面で商品や業務について問いかけると、その情報をもとにAIが最適な回答を生成する仕組みです。このシステムには、円谷フィールズホールディングス傘下のデジタル・フロンティアと共同開発したフォトリアルなアバター「KSIN」を採用しています。

「KSIN」は親しみやすいデザインが特徴で、そのインターフェースを通じてチャットボットとのコミュニケーションを取りやすくしています。これにより、社員は「まずはチャットボットに聞いてみる」といった習慣を身に付けやすく、提供される情報に対する理解度や満足度も高まることが期待されています。また、アバターへのQ&Aを通じて、企業の知見蓄積がスムーズに行われるようになるでしょう。

今後の展望

富士丸産業では、将来的にこのチャットボットを自社ウェブサイトにも導入し、顧客からの問い合わせに対して24時間365日対応ができる体制を構築する計画です。AIによる迅速な応答により、営業担当者の負担を減らし、顧客満足度を向上させることを目指しています。

■株式会社ユニキャストについて
ユニキャストは、2005年に設立され、テクノロジーを通じて人々の「夢」と「笑顔」を実現することを理念として掲げています。AIやロボティクスに関する事業を中心に、多様なソリューションを提供し、全国のお客様のニーズに応えることに専念しています。特に、ロボティクス事業やITサービスを通じて、より良い未来に向けた取り組みを続けていくことを目指しています。

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会社情報

会社名
株式会社ユニキャスト
住所
茨城県日立市大みか町3-1-12
電話番号
0294-87-6491

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