株式会社bud、ROMSの自動倉庫『Nano-Stream』を導入し物流効率を強化へ
株式会社ROMS(本社:東京都品川区)が開発した国産の小型自動倉庫『Nano-Stream』を、株式会社bud梱包出荷サポート(本社:新潟県北蒲原郡)が物流拠点で導入することが決まりました。このシステムは、物流業界で注目されている柔軟性と拡張性を持ち合わせているため、3PL(サードパーティロジスティクス)事業者からも高い評価を受けています。2025年2月に新潟県の朝日第2物流センターでの運用開始が見込まれています。
導入の背景
株式会社budは、安定した高品質のサービス提供を目指し、労働力不足や物量の変動の影響を軽減し、スタッフが快適に働ける職場環境を整える必要がありました。その中で、「無人化」ではなく「省人化」を基本理念とするROMSのアプローチが、budの理念と一致したことが導入決定の大きな要因です。この『Nano-Stream』は、特に人手不足や物流の変動に対応できるシステムとして期待されています。
また、国土交通省の令和5年度補正予算事業としても、『Nano-Stream』の導入が採択されています。このプロジェクトは、物流業界における持続可能な運営を実現するための取り組みの一環です。
ニーズに応じた導入判断
『Nano-Stream』導入において、株式会社budは以下のような判断ポイントを重視しました。
1.
スモールスタートが可能:100㎡からの導入ができ、既存の倉庫業務に影響を与えずに運用開始できることから、初期投資を抑えつつ効率的な運用が可能です。
2.
繁閑に応じた柔軟性:季節や業務量に応じて、無人搬送車(AGV)やクレーンの数を調整でき、急な物流量の変化にも対応する力が評価されました。
3.
中・長期的な拡張性:今後の事業拡張に合わせて設備が追加できるため、持続可能な成長に向けた柔軟な運営が可能です。
4.
国産の安心感:国産・フル内製の製品であり、万が一のトラブル時においても迅速なサポート体制が整っているため、高い信頼性を持っています。
budの思い
株式会社budの代表取締役阿部靖志氏は、「お客様に期待と感動を共に届ける」という使命のもと、スタッフが快適に働ける職場環境を築くことに力をそそいでいます。その一環として、自動化を通じた「省人化」の考え方が重要であり、ROMSの提案に期待を寄せています。『Nano-Stream』は、日常業務の効率化を図るだけでなく、将来的な保守やメンテナンスでもコストパフォーマンスが優れているため、安心して導入が決定されたとのことです。
このように、株式会社budとROMSが提携することで、双方の強みを活かした新しい物流の形が静かに形成されていることが期待されています。