リモートワークに魅力を感じる瞬間の実態
株式会社ビズヒッツが男女502人を対象に行った「リモートワークに戻りたいと思う瞬間に関する意識調査」の結果をランキング形式で発表しました。今回の調査は2025年4月18日から30日までの期間に実施され、リモートワークの経験者がどのような場面で再びリモートワークを切望するのかが浮き彫りとなったので、その詳細をお伝えします。
調査概要
- - 調査対象: リモートワーク経験者
- - 調査期間: 2025年4月18日〜30日
- - 有効回答数: 502人(女性310人/男性192人)
- - 年代分布: 20代 19.5%、30代 39.3%、40代 24.9%、50代以上 16.3%
リモートワークに戻りたい瞬間ランキング
リモートワークに戻りたいと感じる瞬間の第1位は圧倒的に「通勤途中」で、54%以上の人がこの瞬間を挙げています。この結果から、通勤によるストレスが依然として多くの従業員にとって大きな負担となっていることが示されています。
1.
通勤途中 (53.4%)
2.
人間関係に疲れたとき (12.0%)
3.
悪天候の日 (9.6%)
随所にリモートと出社の違いが感じられる結果で、多くの人が出社準備や通勤中にリモートワークの快適さを懐かしむことが分かりました。
誰が言った? リモートが恋しい理由
通勤途中のストレス
通勤中にリモートワークを思い出す理由には、具体的なエピソードが多く寄せられています。たとえば、混雑した電車や渋滞に巻き込まれた際に、「またリモートに戻りたい」と感じるという声が数多く聞かれました。通勤の負担感がリモートワークがいかに快適であったかを思い起こさせるようです。
人間関係の困難
また、職場の人間関係についても多くの意見が寄せられました。雑談に付き合わされることや、上司からの小言に疲れたという意見もあり、リモートワークではこうしたストレスから解放されるため、再びリモートの環境を求める声が挙がっています。
悪天候の日の辛さ
悪天候の日には、特に出勤が辛く感じられるようです。雨や風の日には体が特別に打撃を受けやすく、リモートワークのありがたさが経験される瞬間となります。
出勤再開での悩み
出勤再開後に「困ったこと」として多くの人が挙げたのは、家事育児との両立の難しさが一番で、これに対する悩みも多く寄せられました。生活のリズムが崩れ、出勤で時間が取られることでストレスがたまり、健康状態にも影響が出るようです。
どの仕事がリモートで可能か
調査では「リモートでできる仕事」として、1位は「資料作成」という結果が出ました。他にも「会議」や「ほぼすべて」といった答えが多く、リモートワークにおける業務の効率性が実感されていることが伺えます。リモートでありながらも業務の進行がスムーズであることから、リモート勤務を望む声が強い状況です。
まとめ
この調査を通じて、リモートワークに戻りたいと感じる瞬間は、通勤や人間関係、労働環境のストレスと直結していることが明らかになりました。一度リモートワークの快適さを体験した人々は、その後の出勤生活とのギャップから、再びリモート勤務への憧れを持つようになっているのです。企業もこうした声を参考に、柔軟な働き方を見直す必要があるでしょう。
監修者紹介
内山 美央 うちやま社会保険労務士事務所特定社会保険労務士
- - 経歴の強みを生かし、リモートワークなどの柔軟な働き方に関する取り組みを進めている。
(会社の詳細やサービス内容については、株式会社ビズヒッツの公式サイトをご参照ください。)