働き方改革の一環としてはてながリスキリングプログラムを始動
株式会社はてなは、社員の専門的な成長を支援し、業界での競争力を向上させる目的で、新たに「はてなリスキリングプログラム」を立ち上げました。このプログラムの第一弾として、2025年2月からはWebアプリケーションエンジニアを対象にモバイルアプリ開発スキルの習得を目指した取り組みが始まります。
プログラムの狙い
はてながこのリスキリングプログラムを導入した背景には、会社の成長と共に需要が高まっているエンジニア人材の確保があると言います。特に、出版社向けのマンガビューワ「GigaViewer for Apps」をはじめとしたモバイルアプリ市場は急成長しており、これに対応できる人材の不足が大きな課題となっています。従来のOn-the-Job Training(OJT)だけでは不十分と判断し、より実践的で流動性の高い人材育成の必要性を感じた結果、このプログラムを企画しました。
プログラムの詳細
このプログラムでは、社内のモバイルアプリエンジニアが講師やメンターを務めることが特徴です。参加者は、3か月間にわたり座学を受けながら、実際のアプリ開発も手がけていきます。これにより、Webアプリケーションエンジニアが短期間でモバイルアプリの開発技術を習得し、実務にスムーズに移行できるようになることを目指します。
- - 対象: プログラムに参加を希望するWebアプリケーションエンジニアから選考されます。
- - 期間: 3か月間。
- - 講師: 経験豊富なモバイルアプリエンジニアが担当。
- - カリキュラム:
- 座学による理論学習
- アプリのフルスクラッチ開発を含む実践型学習
このプログラムを通じて、はてなはWebアプリケーションエンジニアのモバイルアプリエンジニアへのキャリア転換を支援し、会社全体の人材流動性の向上を図ります。これにより、エンジニアの技能向上だけでなく、企業の価値と競争力を高めていく考えです。
今後の展望
はてなは、モバイルアプリエンジニアの育成に留まらず、AIエンジニアなど多様な職種へのリスキリングも視野に入れています。また、技術以外のスキル習得に向けたプログラムの実施も検討中とのことで、多岐にわたる学びの場を提供していく計画です。事業の多様化や環境の変化に対応するため、今後もスキルアップやリスキリング施策を推進し、競争力の高い人的資本づくりを目指していくと発表しています。
会社概要
株式会社はてなは、2001年に設立され、現在までに1,247万人以上の登録ユーザーを持つコンテンツプラットフォームサービスを運営しています。京都市中京区に本社を構え、国内最大級のソーシャルブックマークサービス『はてなブックマーク』やブログサービス『はてなブログ』など、多種多様なサービスを提供しています。
公式サイトはこちらにて詳細情報もご確認ください。