京都の老舗パン屋進々堂、デイリーブレッドをリニューアル
今年、創業者続木斉がフランスに渡航してから100年を迎える進々堂が、看板商品である「デイリーブレッド」のリニューアルを発表しました。新たに地元の素材、京都産小麦を活かしたパンのラインナップが登場します。2024年11月1日より販売開始される「デイリーブレッド」は、京都の味を再確認する素晴らしい機会です。
デイリーブレッドの歴史
1952年に日本初のスライス包装食パンとして発売された「デイリーブレッド」は、以来京都のパン文化を発展させる源となってきました。その名前には「私たちが作るパンが神に祝福され、人々の健康と幸福に寄与しますように」という願いが込められています。時代に合わせたリニューアルは、進々堂の伝統と革新の象徴ともいえるでしょう。
リニューアルのハイライト
新しく生まれ変わった「デイリーブレッド」には、京小麦を使用し、特製の自家培養発酵種が配合されています。これにより小麦の風味が引き立ち、食感が一層向上しました。進々堂はフランスのパン作りの精神を受け継ぎ、地域に根ざしたパン造りに戻りました。地元の農家、製粉屋、そしてパン屋が協力し合う姿勢が、新しいデイリーブレッドに込められています。
京都産小麦の魅力
進々堂は今年、京小麦を使った様々なパンを開発してきました。焼き上げたパンには、歯切れの良さやもっちりとした食感、上品な風味が共通して見られます。開発担当者は「京小麦は製法によって多彩な表情を見せる」と語り、その魅力を引き出すための試行錯誤は続いています。
商品ラインナップ
新しい「デイリーブレッド」には、以下の3つのバリエーションがあります。
1.
ウィンザー(420円税込)
バターの豊かな風味が特徴で、トーストするとさらに香りが際立ち、特別な朝食やティータイムにぴったり。
2.
プリミエール(300円税込)
小麦の風味を存分に楽しむシンプルで上質な食パン。トーストやサンドウィッチとしても楽しめます。
3.
マイディア(380円税込)
乳製品や卵を使わずに作られた新商品。優しい甘みとふんわりとした食感が特徴で、ブリオッシュのような豊かな風味を楽しめます。
発売記念キャンペーン
「デイリーブレッド」のリニューアルを記念し、11月1日から30日まで「京小麦自家培養発酵種を使ったデイリーブレッドお試しキャンペーン」を開催します。デイリーブレッドを購入するとポイントが貯まり、オリジナル茶漉し付きマグカップがプレゼントされます。また、抽選で50名に2,000円分の商品券が当たるチャンスもあります。この機会をお見逃しなく。
進々堂について
進々堂の創業者、続木斉は学生時代、内村鑑三の教えを受け、クリスチャンでありながらパン作りを通じて奉仕することを理念に進々堂を設立しました。斉は1924年にフランスへの留学を経て、本場の技術を学びました。現在、進々堂は京都市内に13店舗を展開し、焼きたてのパンやサンドウィッチを提供しています。また、カフェではフランスの地方料理を楽しむことも可能です。
創業者渡仏100周年
2024年には続木斉がフランスに渡ってから100周年を迎えます。これを記念したイベントも続々と予定されており、今後の展開に期待が寄せられています。進々堂の伝統を大切にしつつ、新しい挑戦を続けていく姿勢が、多くの人々に愛される理由の一つなのでしょう。
進々堂の新しい「デイリーブレッド」で、フランスのパン文化と京都の優れた素材が織りなす至福の時間をお楽しみください。