2024年版 在留外国人が選ぶ人気カラオケチェーン全国ランキング
在留外国人の中でカラオケが非常に人気であり、株式会社YOLO JAPANが行った調査によって「外国人がよく行くカラオケチェーン」の順位が明らかになりました。326名の在留外国人が回答したデータを基に、2024年版のランキングを紹介します。
調査概要
調査は「YOLO JAPAN」を利用するユーザーを対象に、2024年3月15日から5月26日まで行われました。369名の有効回答を得ており、その属性を見ると、フィリピン出身者が20.6%、ブラジルが8.7%、アメリカが7.3%、インドネシアが6.0%と続きます。
人気カラオケチェーンランキング
第1位:ビッグエコー
ビッグエコーは、株式会社第一興商が運営しており、全国に500店舗以上展開しています。全店舗で自社製の通信カラオケ「DAM」を提供しており、外国人向けの取り組みとして多言語映像通訳サービスや、中国人向けのモバイル決済「WeChat Pay」の導入をいち早く行っています。
第2位:JOYSOUND直営店
JOYSOUNDの直営店は、株式会社エクシングに属する企業がサポートしており、早くから外国人向けの多言語サービスを提供しています。適切な外国人対応を実施することで人気を得ています。
第3位:カラオケまねきねこ
全国で630店舗以上を展開するカラオケまねきねこは、株式会社コシダカによって運営されており、最も店舗数の多いカラオケチェーンでもあります。公式ウェブサイトも多言語に対応するなど、外国人への配慮が行き届いています。
第4位:カラオケ館
首都圏を中心にネットワークを広げるカラオケ館は、AI翻訳機を接客時に取り入れることで、70以上の言語に対応しています。外国人向けのサービスを向上させるための取り組みが評価されています。
第5位:ジャンカラ
ジャンカラは、関西を中心に180店舗を展開しており、関東には店舗がありませんが、関西圏では人気が高いです。「ジャンカラ横丁」を通じて、カラオケだけでなく日本文化を感じられるスペースを提供しています。
外国人のカラオケ店における消費行動
在留外国人のカラオケの利用頻度は「3か月に1回」が最多であり、次に「1年に1回」、「1か月に1回」と続きます。その中でもフィリピン人は「1か月に1回」が多いというのが特徴的です。
また、カラオケでの楽曲選択では、特にPOPが人気ですが、日本のアニメソングやJ-POPも多く選ばれていることがわかります。これにより、日本の音楽が海外で受け入れられていることが伺えます。さらに、カラオケは同僚とのコミュニケーションの一手段としても重宝されており、12.1%の人が「カラオケに行く」ことを選んでいます。
YOLO KARAOKE AWARDの開催
YOLO JAPANは、在留外国人に向けた全国規模のカラオケ大会「YOLO KARAOKE AWARD」を2024年11月1日から開催することを発表しました。アニメソングの名手が審査員として参加し、多くの外国人がこの大会を通じて日本の文化に触れたり、歌ったりする機会が増えることが期待されています。
まとめ
本調査で1位に選ばれたビッグエコーをはじめ、他のカラオケチェーン店も在留外国人に人気となっています。カラオケは日本の魅力的な娯楽として、多国籍な人々に楽しさを提供し、コミュニケーション手段としての新たな可能性を広げています。今後もYOLO JAPANは外国人の意見を反映し、サービスの向上に努めるでしょう。