大和アセットマネジメントが掲げる新たなプロダクトガバナンス方針の重要性

大和アセットマネジメントが新たに策定したプロダクト・ガバナンス方針

この度、大和アセットマネジメント株式会社は、プロダクト・ガバナンスに関する方針を新たに策定したことを発表しました。この方針は、お客様の利益を最優先に考える業務運営をさらに強化するためのものです。

1. プロダクト・ガバナンスの目的とは

大和アセットマネジメントは、経営陣のリーダーシップのもと、すべてのプロダクトが顧客の利益を真っ先に考慮し、適切に構成され、管理される体制の強化を進めることを目的として、プロダクト・ガバナンスの方針を定めました。この方針は、企業としての信頼性を高めるだけでなく、顧客との関係強化にもつながる重要なステップと言えるでしょう。

2. プロダクト・ガバナンス体制の構築

同社はプロダクト・ガバナンスの実効性を高めるため、代表取締役が参加するプロダクト・ガバナンス会議を設置しました。この会議では、各プロダクトの運用状況や商品性、開示の適正性などについて検証し、必要に応じて対応方針を審議・決定します。また、外部の視点を取り入れるために、社外取締役やリスクマネジメントを担当する役員がいるFD諮問委員会とも連携を図っています。これにより、透明性の高い意思決定がなされることが期待されます。

3. プロダクトの組成プロセス

プロダクトの組成に際しては、持続可能性やコスト合理性を重視しつつ、想定する顧客属性を確認するために、経営会議の分科会である商品会議が設けられています。ここでは、販売会社との情報共有や相互理解を促進し、顧客に適したプロダクトの提供を目指しています。これにより、より的確なニーズ対応が可能になります。

4. プロダクトの品質管理

プロダクトの組成後、同社は定期的にその品質を検証する仕組みを整えています。運用が想定通りに行われていない場合には、改善を求め、必要に応じて信託報酬の変更や繰上償還といった適切な措置を講じる方針です。実行状況のモニタリングを行い、結果を会議で報告することで、常にプロダクトの品質を維持・向上させるための努力を続けていることがわかります。