婚活市場を経済学的に分析する新たな取り組みが始動

日本の婚活市場を牽引する株式会社IBJは、東京大学マーケットデザインセンター（UTMD）との産学連携による共同研究を開始しました。この研究は、経済学の視点から「未婚化」問題を解決することを目指し、婚活市場におけるマッチングの仕組みを徹底的に分析するものです。特に、IBJが蓄積してきた膨大な婚活データをもとに、男女の相手探し行動や実際のマッチングプロセスについて詳細に調査します。

共同研究の背景

IBJは、現在の日本社会における未婚化がもたらす人口減少や出生率低下といった重大な課題と向き合っています。同社は全国に展開する4,600以上の結婚相談所ネットワークを活用し、これまでに多くの成婚を実現してきました。これらの実績を支えているのは会員の活動行動データであり、このデータを分析することで新たな解決策を見出すことが期待されています。

今回の研究では、微視的（ミクロ）な視点から各会員の行動を、さらに巨視的（マクロ）な視点から結婚相談所全体のネットワークを考慮に入れて分析します。具体的には、お相手の探し方からお見合い、交際を経て成婚に至る過程までの各ステップを明らかにし、より多くの成婚につながる仕組みを検討する予定です。

研究成果の発表

この共同研究の第一弾として、得られた成果をまとめた論文が【国際学術誌Economics Letters】に掲載される予定であり、これはIBJとUTMDの密接な協力の賜物と言えるでしょう。これにより、社会的な課題解決に向けた新たな知見が発信され、多くの人々に影響を与えることが期待されています。

今後の展望

IBJは今後も産学連携を重視し、人口減少や少子化といったさまざまな社会課題に貢献する婚活インフラの築きを進めます。この共同研究の発展は、結婚を望む人々にとっての新しい出会いの機会を提供し、より多くの成婚を促す試みとなるでしょう。

東京大学マーケットデザインセンター（UTMD）について

東京大学UTMDは、経済学の理論を社会問題の解決に役立てることを目的に設立された研究機関です。様々な社会的市場の効率化や最適化を目指しており、婚活市場をはじめ様々な分野での研究を実施しています。それに伴い、企業や行政との協力を通じて実証データを基にした政策提言や社会実装に取り組んでいます。

株式会社IBJについて

IBJは、マッチングを超えたトータルサポートを提供し、日本で最も多くの成婚を生み出しています。全国の結婚相談所と婚活者を結ぶ独自プラットフォームを持ち、親身なサポートを通じて、ライフスタイルや婚活のステージに応じたサービスを提供しています。彼らは人口減少問題に真摯に取り組むことを使命としており、結婚に至るカップルを増やす活動を続けています。公式サイトは以下の通りです。