次世代VRヘッドセット「Bigscreen Beyond 2」の特長
米国のBigscreen社から、新たに発表された「Bigscreen Beyond 2」シリーズは、コンパクトさと性能で注目を集めています。この新型ヘッドセットは、特にレンズの進化が大きな魅力といえます。新しいパンケーキレンズを採用し、対角線視野角116度という広々とした視界を実現しました。また、両眼に搭載された1インチのマイクロOLEDディスプレイは、片眼あたり2,560 x 2,560ピクセルの高解像度を誇ります。これにより、競合のMeta Quest 3やValve Indexと比べて、より広い視野と高い解像度を提供します。
高発色と明るさの改善
「Bigscreen Beyond 2」では、90Hzまたは75Hzで動作するOLEDディスプレイが採用され、他の多くのVRヘッドセットに見られる液晶ディスプレイよりも優れた色彩再現性とコントラストを実現しています。新しいレンズにより、明るさも大幅に向上し、全体の「スイートスポット」は広がっています。こうした技術革新により、VR体験がよりリアルで没入感のあるものになりました。
IPD調節機能
さらに、「Beyond 2」シリーズには個別に調整できるIPD(瞳孔間距離)調節機能が搭載されています。これにより、ユーザーは自分の目の位置に合わせて最適なレンズ位置を設定でき、目の疲れを軽減しつつ高品質な画像を楽しむことができます。前のモデルに比べて、自由度が格段に向上しました。
軽量化されたデザイン
本体重量は107gで、前世代モデルよりも16%軽量化されました。この軽量化は、長時間使用する際の快適さを大きく向上させており、Meta Quest 3やApple Vision Proよりもはるかに軽いのが特徴です。このことにより、プレーヤーはVRの世界により長く没入することが可能になっています。
新たなカラーバリエーション
「Bigscreen Beyond 2」は、カーボンブラック、スケルトン、ビビッドオレンジの3色展開で、市場に新たな選択肢を提供します。特にビビッドオレンジは、これまでのVRヘッドセットにはない斬新な色合いで、販売開始を前に注目を集めています。
汎用性の高いヘイローマウント
また、「Beyond 2」では「ヘイローマウント」という新しいマウントが導入され、より汎用的なフィット感を提供します。このマウントは、様々なストラップと組み合わせ可能で、購入時に顔をスキャンする必要がありません。これにより、全ユーザーが手軽に使用できるようになっています。
法人向けの活用
この新型ヘッドセットは、宇宙や自動車、ロボティクスなど、法人での利用にも最適です。その高機能性が法人市場でも注目されており、導入が進んでいます。
アイトラッキング搭載モデル「Beyond 2e」
フラッグシップモデルの「Beyond 2e」では、世界最小クラスのアイトラッキング機能が搭載され、AI技術を活用した高精度なデータ処理が可能です。これによりプライバシーを保持しつつ、低遅延で精確なアイトラッキングを実現しました。
高品質オーディオ
オーディオ面でも「Beyond 2」は強化され、プロ品質のデュアルマイクアレイとKoss製スピーカーが搭載されています。これにより、リアルな音場を実現し、プレイヤーのゲーム体験を更に引き立てています。
価格と販売情報
「Bigscreen Beyond 2」の価格は169,800円、アイトラッキング機能を備えた「Beyond 2e」は199,800円で、既存ユーザー向けのアップグレードプランも用意されています。注文受付は本日から始まり、出荷は2025年4月予定です。この次世代VRヘッドセットがVR体験にどのような影響を与えるのか、今から期待が高まります。
今後、公式ストアでは米国、カナダ、日本などの国への出荷が開始されるほか、さらなる海外展開も予定されています。詳細は公式サイトにて確認可能です。