幼保市場のICT化を進める新たな教育コンテンツ発表
近年、幼児教育においてICT活用が注目を集めています。この度、ベンキュージャパン株式会社、株式会社新学社、株式会社ユニティの3社が手を組み、幼保市場向けの知育・教育Webコンテンツを発表しました。この新しい取り組みは、電子黒板「BenQ Board」と連携した知育コンテンツ「新学社×あそんでまなぶ!」を提供することで、子どもたちが「遊びながら学べる」体験を実現しようとしています。
協業に至る背景と想い
教育現場でのICT活用が進む中、特にGIGAスクール構想が進行している小中学校に対し、幼稚園や保育園ではICTの活用が遅れている現状があります。そのため、幼保分野における新たな価値が求められているのです。しかし、教育の現場で身につけたノウハウをデジタルに活かすことは簡単ではありません。そこで、様々な分野で培った技術・知識を持つ3社が集まり、協業の道を選びました。
BenQは教育機関向けに電子黒板を展開する中で、幼児教育におけるICT向けの可能性を模索しています。一方、新学社は長年の紙教材制作を経て、デジタル教材に挑戦しています。また、ユニティは幼児向け知育アプリの開発で多くの実績がある企業です。この3社が協力することで、互いの強みを生かし、幼保分野に新たな道を切り開こうとしています。
新学社×あそんでまなぶ!の特徴
「新学社×あそんでまなぶ!」は、年少(4歳)、年中(5歳)、年長(6歳)向けに分かれたコンテンツを提供します。また、「英語」カテゴリもついており、楽しみながら学べる要素を充実させています。最大の特徴は、直感的に操作できるビジュアルデザインです。例えば、「おなじえいくつ?」や「ないかずさがし」など、遊び感覚で学ぶことができ、初めてのIT教材でもスムーズに取り組むことが可能です。
BenQ Boardとの相性と導入メリット
このコンテンツは、タッチパネル操作を特色としたBenQ Boardとの親和性が高く、大画面での共同体験が可能です。また、BenQ Boardはスクリーン上での書き込みやタイマー、スクリーンキャプチャなどの機能も搭載しており、これによりよりインタラクティブな保育が実現できます。さらに、健康に配慮した他の技術、例えば抗菌スクリーンやブルーライトカット機能も備えられています。これが子どもたちの学びにどれだけプラスの影響を与えるか、注目が集まっています。
各社のコメント
プロジェクトに参加した各社の代表からもコメントが寄せられています。BenQの菊地社長は「幼保市場のICT化はこれから。デジタル体験を通じて子どもたちの探究心を育みたい」と語りました。新学社の檮木氏は「デジタルで『見せる・感じる・体験する』を実現し、幼児教育の新たな価値を提供したい」との意欲を示しました。ユニティの山下氏は「私たちの開発ノウハウを幼保分野に活かし、現場の声をもとにさらなる進化を目指します」とコメントしています。
このように、3社の協力による新たな取り組みは、幼児教育分野のICT化に大きな影響を与えることが期待されています。これからの展開に目が離せません。
会社情報
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