いのち会議が目指す、平和で尊厳ある世界の実現に向けた挑戦
2025年10月11日に大阪で開催される関西万博では、「いのち宣言」とそのアクションプランが発表されます。この取り組みは「いのちをまもる」というテーマのもと、世界的な問題に目を向け、人の尊厳を取り戻すことを目指しています。いのち会議では、誰もが大切にされる社会を築くため、行動を呼び掛けています。
現在の世界の現状
現在、世界は81億人が生活していますが、その中で1億2千万人が戦争や迫害により故郷を追われています。国連は2050年には世界人口が97億人に達すると推計しており、この時期には難民たちは故郷に帰れるのでしょうか。私たちは平和で暴力のない社会で暮らすことができるのでしょうか?
2020年から始まった新型コロナウイルス感染症や、欧州・中東における武力紛争が生じ、多くの人々が苦しんでいます。これは私たちの生活に直結しており、物価の上昇や地域での移住者との出会いなど、さまざまな形で影響を及ぼしています。
いのちの尊厳と人権の重要性
すべての人間には、生まれながらにして人権が保障されています。これは、誰もがそれぞれの「いのち」を尊重され、誇りを持って生きる権利を意味します。人権の実現には、他者に対する理解と敬意が必要であり、人々が共に協力し合う環境が求められています。私たちの身近な場所でも、弱い立場にいる人々が差別や虐待の対象になっているかもしれません。
私たちの社会で、性別や性的指向に関わらず平等に発言できる機会が与えられているでしょうか。一人ひとりの権利が保障されることで、全体としての社会の質が向上します。
JICAの取り組みと人間の安全保障
JICA(国際協力機構)は、「人間の安全保障」をテーマにしたプロジェクトを進めています。これは、女性、子供、高齢者、障がい者など脆弱な立場にある人々を守るだけでなく、一人ひとりが自らの力を発揮できるよう支援する考え方です。政府だけでなく、社会全体が協力し合うことが求められています。
セミナーや研修を通じて、人間の安全保障の実践的な知識を普及させ、国内外の人々との理解を深めています。これにより、個々人がどのように行動できるかを考える手助けを行っています。
未来への希望と行動の重要性
2050年には、全世界の人々が自分の「いのち」を大切にし、周囲との共生を実現できる世界であることが望まれます。私たちが今するべきことは、平和と人権を実現するための行動を起こすことです。いのち会議は、こうした活動を推進するために、多くの人々との連携を図っています。
私たち一人ひとりが、自分の生活や周りの環境を見つめなおし、貢献できることから始めることで、より良い未来を築くことができるはずです。いのちを大切にし、すべての人々の尊厳が守られる社会を共に目指しましょう。
お問い合わせ情報
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