グループワークの質を向上させる「マップ機能」
ハイラブル株式会社が提供する、対面での話し合いを可視化するサービス「Hylable Discussion」に、新機能「マップ機能」が追加されました。この機能により、教師は複数のグループワークの発話状況をリアルタイムに把握できるようになり、より効果的な指導が可能になります。
「マップ機能」で何が変わる?
従来の「Hylable Discussion」では、個別グループの話し合いを可視化することはできましたが、複数のグループを同時に見渡すことは困難でした。新機能「マップ機能」では、教室全体を俯瞰し、各グループの発話状況を一覧表示できます。教師は、PCやタブレットのブラウザ上で、複数のグループの進行状況や発話内容を簡単に把握することが可能です。
「マップ機能」の主な特長
1.
リアルタイム発話状況一覧表示: 複数のグループの発話状況を、テキストやグラフでリアルタイムに表示します。教師は、各グループの進捗状況を瞬時に把握できます。
2.
発話内容テキスト表示: 各グループの発話内容をリアルタイムでテキスト化し、表示します。教師は、詳細な内容を把握し、適切な指導を行うことができます。
3.
発話が少ない生徒をアラートで通知: 発話量の少ない生徒やグループをアラートで通知することで、教師は適切なタイミングで支援できます。
4.
音声による遠隔介入: 教師は、音声メッセージでグループに指示やアドバイスを送信できます。
「マップ機能」開発の背景
コロナ禍において、オンラインでのグループワークが増加し、教師は各グループの状況を把握することに苦労していました。コロナ禍が明け、対面でのグループワークが再開されても、同様の課題は残っていました。そこで、教師がより効果的にグループワークを支援できるように、新機能「マップ機能」が開発されました。
今後の展望
ハイラブル株式会社では、今後も生成AI技術を活用し、「マップ機能」をさらに進化させていく予定です。例えば、発話パターンに基づいて自動的に会議に介入する「自動ファシリテーション機能」などを開発し、児童・生徒が自ら話し合いをよりよくできるようサポートする機能の実現を目指しています。
「Hylable Discussion」とは?
「Hylable Discussion」は、グループワークなど対面での話し合いを「たまご型レコーダー」で録音し、自動的にグラフで見える化するクラウドサービスです。複数グループが同時に話し合いをすると、声が混ざるため個別の児童・生徒の発話の判別は困難ですが、「Hylable Discussion」は「誰が」「いつ」話したかを聞き分けて可視化します。これにより、教師は児童・生徒の新たな特徴を発見し、メタ認知能力の向上や効果的な振り返りによる授業プログラムの改善などに役立てることができます。
「Hylable Discussion」は様々な場面で活用されています
「Hylable Discussion」は、国語や道徳、体育、探究的な学びなど、多様な科目のグループワークを支援するために活用されています。これまで、のべ7万人以上の会話を分析してきました。
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