新時代の動物医療
2020-04-20 10:47:02

動物医療の新時代到来!日本初の医薬分業モデル「12薬局」始動

日本初の動物医療改革



近年、動物医療の在り方が見直されつつあります。この度、株式会社ブーリアンが開設した「12薬局(わんにゃんやっきょく)」が日本初の動物病院専門の調剤薬局として登場しました。この新たなビジネスモデルは、動物病院の業務効率を大幅に向上させ、ペットオーナーにとっても魅力的な選択肢となることでしょう。

医療機関と調剤薬局の役割分担


人間の医療では、病院が処方箋を発行し、調剤薬局がその処方に基づいて薬を調剤します。しかし、動物病院では従来、同じ施設内で診療と調剤が一貫して行われていました。これにより、獣医師が薬剤師の役割を担うことが多く、業務が煩雑となる問題がありました。

「12薬局」は、自社で開発した「Vets Medicine Operation(VMO)」という調剤業務委託システムを基に、動物病院と調剤薬局間のデータ連携を実現。このシステムにより、診療から調剤、さらには薬のデリバリーまでのサービスが一貫して提供できるようになりました。この取り組みは、動物医療業界における画期的な革新です。

動物病院の負担軽減とペットオーナーへの利点


動物病院に優しい「12薬局」は、薬剤師法に準拠しつつ、実際には獣医師が薬剤師の負担を軽減できるように設計されています。在籍している薬剤師が少ない場合が多い動物病院では、獣医師が診療に加え調剤を行うことが一般的ですが、この新システムで薬剤管理を委託することで、獣医師は診療に専念できます。これにより、業務の効率化と時間の確保が実現し、飼い主に対するサービス向上にも繋がります。

また、ペットオーナーにとっても多くの利点が生まれます。薬剤師によるしっかりとした処方チェックの後、安定した調剤業務が行われるため、安心して薬を受け取ることができます。さらに、自宅への薬のお届けサービスも行っており、飼い主は診療後の待機時間を大幅に短縮できるのです。

サービスの拡大と地域への貢献


2020年4月30日に開局された「12薬局」の関東本局は、関東地方を中心に、東海、甲信越の2,000件以上の動物病院へのサービス提供を目指しています。今後、大阪、仙台、福岡などへの展開も視野に入れ、動物医療の普及と改善に貢献します。

さらに、動物病院が健全に経営できるよう、薬剤の選択肢を豊富にし、在庫管理やコスト削減を実現する体制が整っています。このように、動物医療の新たなモデルとして「12薬局」は、飼い主にとっても獣医師にとっても価値のある選択肢になると期待されています。

まとめ


日本初の動物病院専門調剤薬局「12薬局」は、獣医師の業務負担を軽減し、ペットオーナーには安心・安全な医療を提供するために改革を推進しています。今後の全国展開にも注目が集まります。

会社情報

会社名
株式会社ブーリアン
住所
東京都世田谷区南烏山3-23-7
電話番号
03-5314-1711

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