高温対策「なつつよし®」
2026-03-11 11:09:22

新たな高温対策商品「なつつよし®」で作物を守る!

高温対策の新星「なつつよし®」が登場!



クミアイ化学工業株式会社(代表取締役社長:横山優)は、2026年2月27日より新しい植物由来のバイオスティミュラント「なつつよし®」の販売を開始しました。この製品は、特に近年の地球温暖化によって作物が直面している高温による障害に立ち向かうための新たなソリューションとして期待されています。

「なつつよし®」の基本情報


「なつつよし®」は、染料植物であるムラサキの根から抽出されたシコンエキスを主成分とした製品です。この製品は静岡大学と株式会社メニコンとの共同研究を基に開発されたもので、クミアイ化学によって初めて商業化されるバイオスティミュラントとなります。

高温障害の克服


最近では、作物が高温によって影響を受けるケースが増加しています。特に水稲では、白未熟粒の増加や不稔粒の増加が問題視されており、これらは収量の低下を引き起こします。果菜類でも、花粉の稔性低下や着果不良が多く報告されていますが、「なつつよし®」はこれらの問題に対処することが期待されています。

実際に、「なつつよし®」を使用した水稲の実験では、白未熟粒の発生要因となるデンプン分解酵素α-アミラーゼの活性を抑制する効果が確認されています。このことから、高温ストレスに対する植物の耐性が向上することが期待されます。

HSPの役割とその効果


植物は高温ストレスに対して熱ショックタンパク質(HSP)を生成します。HSPの主な機能には次のようなものがあります:

1. タンパク質の修復・分解:高温ストレスによって傷んだタンパク質を修復または不要になったタンパク質の分解を促進し、細胞機能を安定させます。
2. 活性酸素ストレスの防御:抗酸化酵素を保護することにより、高温による活性酸素のダメージを軽減する手助けをします。
3. 花粉稔性の維持:高温で傷みやすい花粉形成に関わるタンパク質の保護を通じて、受粉や結実を安定させる役割も果たします。

「なつつよし®」は、植物にこれを処理することで高温ストレスに対するHSPの増産を促し、植物がストレスを受けた際に迅速にHSPを生成できる準備状態を作ります。これがプライミング効果と呼ばれています。

実験成果と今後の展望


愛媛県で行われた水稲の試験において、「なつつよし®」を使用した後の調査では、整粒割合が増加し、白未熟粒の割合が減少する傾向がみられました。この結果は「なつつよし®」が高温障害の軽減に寄与することを示唆しています。

バイオスティミュラントは、農水省が提唱する「みどりの食料システム戦略」に基づく新たな技術として注目を集めており、今後市場が拡大することが予想されています。クミアイ化学は、70年以上にわたる農薬分野での経験を活かし、食料生産における課題解決に貢献します。

まとめ


「なつつよし®」は、これまでの農業の常識を覆す可能性を秘めています。気候変動が進行する中で、持続可能な農業の実現に向けた新しい道を切り開くため、国内外での広がりが期待されています。効果的な高温対策としての役割に加え、環境に優しい農業生産を支える存在として、その未来が楽しみです。


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会社情報

会社名
クミアイ化学工業株式会社
住所
東京都台東区池之端1-4-26
電話番号
03-3822-5036

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