株式会社RCTジャパンが提供する画期的なエビデンス認定サービスとは
株式会社RCTジャパンは、東京都渋谷区を拠点にする薬事医療コンサル会社として、近年の規制強化に対応する新たな試みを開始しました。それが、アメリカのBSCG(Banned Substances Control Group)と提携し、健康食品や化粧品、ペットフードにおける品質認証の提供です。このサービスは、「世界初」や「日本初」といった広告表現を裏付けるエビデンスとして利用【注1】されるもので、景表法への対応を図るものです。
ニーズの高まりと紙面広告の規制
最近では、広告で「No1」や「世界初」といった表現を使うことが難しくなっています。これは、景品表示法(景表法)が厳格に適用されているためです。広告表現の多様性が求められる中で、RCTジャパンは長年の薬事コンサルタントとしての実績を活かし、厳格なエビデンスを提供することに注力しています。企業は今まさに、適切な証明書やデータを持たなければ、このようなキーワードを使って製品をマーケティングすることはできません。
BSCGの「CERTIFIED DRUG FREE」プログラム
RCTジャパンが提供するサービスの要は、BSCGが運営する「CERTIFIED DRUG FREE(認定ドラッグフリー)」プログラムです。このプログラムは、500種類以上の禁止物質の検査を行い、製品が無害であることを確認します。具体的には、栄養補助食品や化粧品の成分が法律で禁止されている成分を含まないことを証明するものです。
例として、機能性表示食品「延寿花 ケルセフィット」は、2023年3月にBSCGデータベースに登録され、世界初の機能性表示食品として広告されています。これにより、同製品はDOPEDRUGフリーの証明を得ており、その結果として、消費者に対して「世界初」「日本初」の自信を持ってプロモーションが可能となっています。
コンタミネーションの防止
また、BSCGの検査プログラムには、医薬品成分のコンタミネーション(混入)を防ぐための保護が含まれる点も大きな特徴です。特に漢方薬成分のエフェドリンなど、注意が必要な成分も検査対象に含まれています。これにより、企業は自主回収などのリスクから逃れることができます。過去には、サラシアサプリの自主回収騒動があったため、品質管理の重要性が増しているのが現状です。
提供されるサービスのフロー
RCTジャパンは、製品が「世界初」としてのタイトルを取得するための流れを明確に設定しています。まず、企業は申込みフォームに記入します。その後、BSCGの指定する500以上の禁止成分に対するスクリーニングが行われ、結果がフィードバックされます。必要に応じて広告表記についてもアドバイスを提供します。
料金と納期
この新しいサービスには、初期費用が150万円、ロットごとの検査が60万円、毎年の更新費用も60万円という明確な料金設定があります。また、納期は検査品を受け入れたあと約2ヶ月、繁忙期には3ヶ月かかる場合もあります。
結論
このように、株式会社RCTジャパンの新たな認定サービスは、景表法に対する企業の広告戦略を一新する可能性を秘めています。これにより、企業は消費者の信頼を獲得し、より効果的なマーケティング施策を展開できるようになるでしょう。BSCGとの提携を通じて、質の高い製品を提供することが求められる今、放っておけないサービスと言えるでしょう。
【注1】景表法について詳しくは、関係官庁の公式情報を参照してください。