高千穂交易が新たに提供する「RoomAI」
高千穂交易株式会社(東京都新宿区)は、最新の技術を駆使した新サービス「RoomAI」の提供を開始することを発表しました。このサービスは、熱を利用して人の動きを感知するワイヤレスIoTセンサー「Butlr(バトラー)」を活用し、会議室の利用状況をデータとして記録、可視化します。近年、企業ではオフィスの重要性が再認識され、コミュニケーションの活性化を目指す動きが進んでいますが、会議室が不足していることや、実際に使用されていないカラ予約の問題が生じています。
オフィス回帰とその課題
コロナ禍が一段落した今、多くの企業がオフィス回帰を進めています。オフィス環境の復活は、従業員同士の対面交流を促し、チームの士気を高める目的があります。しかし、実際には会議室の数や広さが新しい働き方には合わず、カラ予約の増加が続いているのが現状です。従来の解決策では、利用者が入退出時にチェックイン/チェックアウトを行う必要があり、その手間から退出忘れが起こりがちです。
これに対し、高千穂交易が提供するRoomAIは、チェックイン/チェックアウトの手間を省略し、熱センサーで自動的に利用状況を把握することが可能です。これにより、企業は実際の使用状況をデータとして観察し、会議室の「レイアウト変更」や「使用ルールの見直し」に役立てることができます。
RoomAIの機能
RoomAIは以下の機能を基本に設計されています。
1.
カラ予約の削減:
- 熱センサーが会議室内の人数をモニターし、予約通りに使われているかを確認。未使用の場合、自動的に予約をキャンセルします。
2.
利用実態の可視化:
- 各会議室の利用状況を記録し、データを分析。これにより、新しいレイアウトや使用規則の検討が容易になります。
将来の展望
高千穂交易は、今後エンタープライズ企業を中心にRoomAIの販売を加速し、2027年までに100社の導入を目指します。また、2025年には「ワークプレイス改革EXPO」に出展し、デモンストレーションを行う予定です。この機会を通じて、多くの企業にRoomAIを体験してもらうことが期待されます。
高千穂交易は、最先端のオフィスソリューションの提供に務めており、特に「RoomAI」は会議室の在り方を再定義する可能性を秘めています。顧客のニーズを的確に捉え、データに基づく効率的な会議体験を実現します。
高千穂交易について
高千穂交易株式会社は1952年に設立された独立系の技術商社であり、クラウドサービスやセンサー、入退室管理システムなど、幅広い技術製品を取り扱っています。質の高いサービスを一点から提供することで、多くの企業の課題解決に寄与しています。