ビジネスホテルの新たな広告手法『おもチャンネル』
最近、ビジネスホテルの客室で流れるテレビCM『おもチャンネル』が注目を集めています。この新しい広告メディアは、朝日放送グループのABCフロンティアと、IoTソリューションを提供するブリッジ・モーション・トゥモローが共同運営している仕組みです。特に、人気の高い『PIVOT』株式会社のインフォマーシャル動画が、2025年9月1日から配信されることが決まり、多くのビジネスパーソンにアプローチする手段として期待されています。
『おもチャンネル』の特徴
『おもチャンネル』は、ビジネスホテルの客室に設置されたテレビモニターを利用する動画広告メディアで、入室時にカードキーを挿入すると自動的にテレビが起動し、音声付きのCM動画が流れます。このシステムにより、宿泊者対象のCM到達率はなんと75%以上という驚異的な数値を誇ります。これにより、プライベートな空間で宿泊者に何度も広告を届けることができます。
ビジネスホテルを利用する宿泊者は主にビジネスパーソンであり、特に年収600万円以上の高所得者が多くを占めています。そのため、広告主にとって非常に魅力的なターゲット層といえるでしょう。そして、今現在『おもチャンネル』は、アパホテルの約55,000室と京急EXインの約1,200室で配信されています。
PIVOTでのマーケティング戦略
特に注目すべきは、PIVOT株式会社が展開するマーケティング戦略です。PIVOTは、ビジネススキルやマインドセットを高める内容を扱うほか、健康や教育、投資などの幅広いジャンルのコンテンツを提供しています。特に30代から40代のビジネスパーソンを主なターゲットに設定し、彼らのパフォーマンスを向上させることを目指しています。
PIVOTのマーケティングマネージャーである安部貴久氏は、ホテル業界最大手のアパホテルとの親和性を重要視しました。アパホテルの客室で、視聴者がテレビを見ている時間を長く確保できる環境は、PIVOTが求める広告配信の理想的な場であるといえます。
認知率の高さと実際の反響
実際に『おもチャンネル』で配信された動画に対して、宿泊者の65%が認知していると回答。その内42%は「確かに見た」と記述しており、非常に高い認知率をマークしています。また、ビデオの内容がしっかりと視聴されることを目指して、180秒のインフォマーシャルに構成が工夫されています。元の30分の動画から凝縮され、視聴意欲を引き出す要素が盛り込まれています。
さらに、QRコードを用いることで、視聴後の行動測定にも成功しており、視聴後にYouTubeで再視聴するユーザーが13%、アプリのダウンロードに至る人も3%にのぼっています。このように広告全体の効果が確認されているため、PIVOTの次なる展開も期待されます。
今後の展開とまとめ
今後、PIVOTは『おもチャンネル』を活用し、さらなるオフライン広告の展開を検討中です。これにより、ビジネスパーソンとの接点を広げていく意図が見えます。健康をテーマにしたコンテンツは特に人気が高く、視聴者のニーズにマッチしていることも伺えます。
『おもチャンネル』は、ただ単に接触するにとどまらず、宿泊者に記憶に残る体験を提供できる広告メディアとして、今後も目が離せない存在となりそうです。