宿泊業界の効率化
2024-09-12 13:38:26

宿泊業界の業務効率化を進める新たな連携、無人チェックインを実現

宿泊業界に革新をもたらす「alie+ スマートホテル」と「TOMARO+」の連携



株式会社アクセルラボが運営する「alie+ スマートホテル」は、株式会社パレスリンクが提供する宿泊サービス向けSaaS「TOMARO+」と連携し、宿泊施設のチェックインから入室までを完全無人化できる新しいソリューションを開発しました。今回は、この連携によって宿泊業界がどのように変革を遂げるのかを深掘りしていきます。

なぜチェックイン業務の効率化が必要なのか?



日本の宿泊施設は、スタッフ不足に直面しており、特にチェックイン業務は多くの工数がかかるため、業務の効率化が急務です。宿泊施設のスタッフはチェックインの手続き、鍵の受け渡し、本人確認、さらには外国語対応など、さまざまな業務を同時並行でこなす必要があります。このことが、スタッフの疲労感やゲストの待ち時間を長くし、全体のサービス品質を低下させる要因となっています。

最近では、民泊や一棟貸しなどの非対面型運用スタイルの宿泊施設も増えており、そうした旅館やホテルでは、受付スタッフの常駐がないため、無人でのチェックインと入室が必須です。このような業界の現状を踏まえ、アクセルラボとパレスリンク社は連携を決定しました。

「alie+スマートホテル」と「TOMARO+」の効果的な連携



「alie+スマートホテル」は、最先端のIoTを活用したルームコントロールシステムを基盤にしています。このシステムを通じて、スマートロックの導入だけでなく、室内の照明、空調、家電の操作が可能です。また、センサー技術を用いて顧客の在室確認や窓の閉め忘れの検知を行い、ゲスト体験の質向上と業務効率化の両立を進めています。

一方で「TOMARO+」は、QRコードを使ったセルフチェックインシステムを導入し、特別な機材を必要とせずに利用できるのが大きな特徴です。多くのチェックインシステムが専用機材を必要とする中、このシステムはQRコードがあれば導入可能で、スペースや機材の維持、盗難防止といった課題を大幅に解消します。ゲストは、宿泊施設の周辺情報や館内案内に加え、ルームサービスのオーダーも可能で、滞在全体の利便性が向上することに寄与します。

この連携により、宿泊施設は手軽に導入できる一体型のソリューションを享受できることが期待されています。

スムーズなチェックイン体験の流れ



新しいチェックインプロセスは、ゲストが自身のスマートフォンを利用してシームレスに行える設計になっています。具体的な流れは次のようになります:

1. 宿泊者名簿の事前入力
予約完了後、ゲストは自分のスマートフォンから宿泊者名簿を入力します。この時点で、チェックイン方法を案内するメールが送信されます。

2. セルフチェックイン
チェックイン当日は、受信したメールに従って専用WEBページを開き、設置されたQRコードをスキャンすることでセルフチェックインを行います。手続きが完了すると、スマートロックの解錠画面が自動で共有されます。

3. スマートロックの解錠
スマートロック解錠画面上で、宿泊する部屋の鍵を開けて入室します。解錠はWEBページやスマートロックのキーパッドを使って行われます。

今後の展望



今後、パレスリンク社は「TOMARO+」内にゲストコンシェルジュサービス「eRoom」による客室のルームコントロール機能を追加開発する予定です。これにより、チェックインから客室設備の利用までを一つのアプリでサポートし、宿泊客の体験をさらに向上させることを目指します。

企業の背景



株式会社アクセルラボ


  • - 本社所在地: 東京都新宿区
  • - 代表者: 小暮 学
  • - 設立: 2017年7月
  • - 事業内容: IoTエンジン「alie+」の企画・開発・運営、スマートホームサービス「SpaceCore」の開発・販売など。

株式会社パレスリンク


  • - 本社所在地: 東京都港区
  • - 代表者: 吉本祐平
  • - 設立: 2021年3月
  • - 事業内容: チェックインSaaS「TOMARO+」の開発・運営、旅行メディアの運営など。

このように、宿泊業界における新しい動きが現れています。業務効率化を追求する中で、今後の発展が期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社アクセルラボ
住所
東京都新宿区西新宿1-8-1新宿ビルディング5階
電話番号

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