関西大学北陽高等学校での「刀」プロジェクト
関西大学北陽高等学校では、2022年度から始まった「刀」プロジェクトが注目を集めています。このプロジェクトは、SDGsの達成を目指す高校生たちが企業と協働し、社会のさまざまな課題を解決する探究学習のプログラムです。2024年度には360人の生徒が24の企業と連携し、地域活性化や災害支援、環境保護といったテーマに挑みます。
探究学習と経験
「刀」プロジェクトでは、企業との協力を通して生徒たちが実践的な課題解決に取り組んでいます。今年度の内容には、聴覚障がい者用の「SOSカード」の試作や、アスリートに向けた栄養価の高い食品「ミルポテ」などの開発が含まれています。また、ドラッグストアでの「店内CM放送」やオリジナル企画品の制作も進められています。生徒たちはリサーチ、仮説検証、フィードバックを繰り返す中で、主体性や創造力を高めています。
最終成果発表会の開催
最終成果発表会は、2025年3月13日(木)に関西大学北陽高等学校の総合体育館で行われます。この発表会では、地域活性化や災害支援など、多岐にわたる取り組みの成果が発表されます。また、EXPO 2025大阪・関西万博でも、これまでの活動の発表やポスター展が予定されており、次世代の取り組みモデルとしての位置づけが期待されます。
社会実装に向けた資金集め
「刀」プロジェクトは、3年目を迎える2024年度に向けて、インターネット募金を通じて社会実装を目指す資金を集めています。生徒たちは、これまでの成果を社会に具現化できるよう精力的に活動しています。
参加企業の紹介
参加企業には、日本気象、ミズノ、岩谷産業など、さまざまな業種からの企業が名を連ねています。企業にとってもこのプロジェクトは、新たな価値を創造する場として好評で、80%以上の継続率を誇っています。
まとめ
関西大学北陽高等学校の「刀」プロジェクトは、高校生たちが実社会の課題解決に挑む姿勢を育む素晴らしい取り組みです。最終成果発表会でその成果が広く公開されることに期待が寄せられています。今後の活動にも注目が集まります。