インドでの「ラーマーヤナ ラーマ王子伝説」上映開始
株式会社ギークピクチュアズがついにインドにて映画配給事業を開始しました。第⼀弾として、古代インドの神話を基にした日印合作アニメ映画「ラーマーヤナ ラーマ王子伝説」が、インド全土で日本映画史上最大規模の621スクリーンで上映されます。この特別企画は、2025年1月24日から始まり、古典的な作品の新しい形を提案します。
日印文化の絆を深める
ギークピクチュアズは2019年にインド法人Geek Pictures Pvt. Ltd.を設立し、日本とインドの文化交流を推進してきました。これまでインド人アーティストの招聘やアート展など、様々な活動を通じて日印の架け橋を築いてきました。そして、今回の映画配給はその活動の集大成とも言える重要な一歩です。
「ラーマーヤナ」は約30年前に制作された作品ですが、その高いクオリティと日本のクリエイターによる真摯な取り組みが評価され、インド国内での再上映の声が高まっていました。このため、621スクリーンという規模での公開が実現しました。
新たなローカライズ
上映にあたっては、ヒンディ語、タミル語、テルグ語の吹き替え版を新たに制作しました。これにより、インドの観客がより親しみやすく楽しめる内容に仕上げています。また、劇中の一部音楽も新たに再録音することで、更なる感動を届けられるよう努めました。
観客の期待
この作品は、日本文化を代表するストーリーとしても知られ、多くのインド人に愛されています。特に「ラーマ王子」の冒険を描いた物語は、様々な形でインドの伝承や舞踊、演劇などに影響を与えており、観客からの熱い期待が寄せられています。
配給体制の整備
ギークピクチュアズとインド法人では、配給だけでなく、翻訳や吹き替え制作、マーケティングまで幅広く手掛けています。ボリウッドの有名配給会社AA FilmsとExcel Entertainmentと連携し、インド各地のシネコンで広く展開することに成功しました。特にPVR INOXのサポートにより、多くの映画館での上映が実現しています。
今後の展望
ギークピクチュアズは、今後も日本のアニメーションや映画、ドラマを通じて日印の文化交流をさらに深めていく計画です。初年度には様々な作品の配給を計画しており、新たなエンターテインメント市場の開拓に挑戦していきます。
これからの展開にぜひご注目ください。
映画概要
- - タイトル: ラーマーヤナ ラーマ王子伝説
- - 製作年: 1993年
- - 上映時間: 135分
- - 公開日: 2025年1月24日(予定)
- - 配給: 株式会社ギークピクチュアズ/Geek Pictures Pvt. Ltd.
このような歴史的な瞬間に立ち会う楽しみが、インドと日本の文化をどれほど豊かにしていくのか、未来に大いに期待です。