親子時間の質が重要
2013-07-30 20:31:16
日常の些細な親子時間こそが子どもの成長を育む?イケア調査で明らかになった現代の子育て事情
日常の些細な親子時間こそが子どもの成長を育む?イケア調査で明らかになった現代の子育て事情
イケア・ジャパン株式会社が実施した「子どもとの生活に関する意識調査」の結果が発表されました。この調査は、全国の3~12歳の子どもを持つ既婚男女1030名を対象に、インターネットを通じて実施されたものです。
現代の親子はコミュニケーション不足?
調査によると、現代の親子はコミュニケーション不足に陥っている可能性が示唆されました。特に父親は、平日に子どもと過ごせる時間が1日4.2時間と少なく、3割以上がその時間を「足りていない」と感じていることがわかりました。
さらに、親子で過ごす時間そのものよりも、実際に会話している時間は半分程度という結果も。時間の長さだけでなく、質の高いコミュニケーションが重要であることが浮き彫りになりました。
親子時間の質が子どもの成長に影響
一方で、子どもと過ごす時間が多い家庭では、日常の些細なシーンでのコミュニケーションを重視している傾向が見られました。食事や睡眠、お風呂など、些細な日常のやり取りの中で、多くのコミュニケーションを取っている家庭ほど、子どもへの理解度が高く、子ども自身も明るく、外交的で活動的な傾向があることが分かりました。
これは、単に一緒に過ごす時間の長さだけでなく、どれだけ心の通い合った時間を共有しているかが、子どもの成長に大きく影響することを示唆しています。
忙しい現代っ子とすれ違う父親像
現代の子どもたちは、学校、塾、習い事と忙しい毎日を送っています。そのため、子ども自身も親と過ごす時間は限られています。特に父親は、仕事が忙しいこともあり、子どもとの時間確保や家事への参加に課題が見られました。調査では、父親の家事参加が3割以下の家庭が約8割にのぼるとのこと。
父親と子どもが一緒にやりたいことはたくさんあるものの、時間的な制約やすれ違いが課題となっています。今後、父親が子どもの勉強を見てあげたり、一緒に料理やお菓子を作ったりする時間を作るなど、より密なコミュニケーションの機会を増やすことが重要だと考えられます。
まとめ
イケアの調査結果から、現代の子育てにおける重要なポイントが見えてきました。それは、子どもの成長を促すためには、時間の長さよりも、日常の些細なコミュニケーションの質を高めることが大切だということです。忙しい毎日の中でも、子どもとの触れ合いを大切に、心温まる時間を共有していくことが、健やかな成長につながるのではないでしょうか。
この調査結果を踏まえ、イケアは今後も子どもと家族の「一緒に過ごす時間」を大切にする活動に力を入れていくとしています。
会社情報
- 会社名
-
イケア・ジャパン株式会社
- 住所
- 千葉県船橋市浜町2-3-30
- 電話番号
-