東京都港区に位置する港区立みなと科学館は、2025年7月8日から新しいオリジナルプラネタリウム番組『モクリン&クモッチ 天気予報はひみつがいっぱい』の投影を開始します。この番組は、150年の歴史を持つ日本の気象業務を記念し、親しみやすいキャラクターたちが天気予報の裏側を分かりやすく解説していきます。
新作プラネタリウムの内容とは?
『モクリン』と『クモッチ』という二人のキャラクターが登場し、天気予報がどのように作られるのか、昔からの観測方法や最新の科学技術を交えながら楽しく学ぶことができます。特に、気象庁の歴史や気象衛星、スーパーコンピューターについての5つのパートに分けた内容が用意されています。
モクリンは雲の知識に詳しいしっかり者で、クモッチは好奇心旺盛な小さな雲というキャラクター設定で、彼らが一緒にさまざまな気象現象を探求します。例えば、晴れと曇りの違いは雲の量によって決まること、雲の形には10種類のバリエーションがあることなど、学ぶ内容が充実しています。
日本の気象業務の歴史
日本において気象業務が始まったのは1875年。当時の東京気象台が設立されて以来、天気予報の精度は科学技術と共に向上してきました。番組ではその歴史的背景にも触れつつ、昔の人々が天気をどのように予測していたのかを解説します。
最新鋭の観測技術
1977年に初めて打ち上げられた気象衛星『ひまわり』を基に、宇宙からの観測データが地上の観測とどう結びついているのかも紹介されます。また、現在の気象庁が使用している11代目のスーパーコンピューターについても説明があるため、最新の技術を学ぶ良い機会です。
当日の星空解説も楽しめる
本番組は約25分間の映像で構成されており、その前に解説員による生解説が15分間行われます。毎回異なる星座や宇宙に関するトピックスが紹介され、観客は宇宙と気象についての理解を深めることができます。
自由研究にも最適な内容
夏休みに入るタイミングでの公開となっているため、家族連れや小学生にとって自由研究のテーマを見つける助けにもなりそうです。新番組はもちろん、同日から開催される企画展『はれるんと学ぼう!みんなの気象展』を合わせて楽しむことで、気象についての幅広い知識が得られます。
アクセス情報
港区立みなと科学館は、東京都港区虎ノ門にあり、開館時間は9:00から20:00まで。プラネタリウムの投影は有料で、大人600円、子ども(小・中・高)100円で入場でき、未就学児や特定条件に当てはまる方は無料で観覧が可能です。公式ウェブサイトやSNSもあるので、ぜひフォローして最新情報をチェックしてください。
この新作プラネタリウム番組『モクリン&クモッチ』を体験して、天気予報について楽しく学びながら、科学の世界に触れてみてはいかがでしょうか?