ベーリンガーインゲルハイムがアムジェン社フリーモント拠点を買収し新たなスタートを切る

ベーリンガーインゲルハイムがアムジェン社のフリーモント拠点を買収



ドイツの製薬大手、ベーリンガーインゲルハイムとアムジェン社が、カリフォルニア州フリーモントにあるアムジェンの開発・製造拠点の資産権利を買収する契約を締結しました。この買収は両社の取締役会による承認を受けており、手続きは2023年3月内に完了する見込みです。

フリーモント拠点は、約360名の社員を擁し、9,290平方メートルに及ぶ最先端の製造設備を有しています。設備には、パイロットプラントやプロセス開発の研究所が含まれ、バイオ医薬品の製造において高い技術力を持っています。

ベーリンガーインゲルハイムの取締役会のメンバーであるProf.ヴォルフラム・カリウス氏は、この買収を通じて新たなバイオ医薬品のプロセス開発や製造を強化できるとし、フリーモントの技能豊かな社員たちを歓迎することに喜びを語りました。また、この拠点を利用してサンフランシスコ・ベイエリアのバイオテクノロジーコミュニティとの連携を深め、より高いサービスを提供していく意向を示しました。

アムジェン社でも、これまでのベーリンガーインゲルハイムとの良好な関係をさらに強化できることに期待を寄せています。アムジェン社のファブリチオ・ボナーニ博士は「世界中の患者に安全で効果的な医薬品を提供するために、ベーリンガーインゲルハイムとの密接な協力関係を維持していきたい」と述べています。

このフリーモント拠点は、アムジェン社が2006年にAbgenix社を買収する際に入手したもので、今後もアムジェン社の重要な研究センターの一つとして機能します。サウスサンフランシスコにある主要な研究センターでも引き続き、高いプレゼンスを維持し、バイオテクノロジー分野での存在感を高めていくでしょう。

ベーリンガーインゲルハイムとアムジェン社は、共に革新的な医薬品の開発に注力しており、今回の買収が両社にとって強力なシナジーを生む契機となることが期待されています。

このプレスリリースは、ドイツのベーリンガーインゲルハイムが発表した内容を基にしており、注意深い解釈が求められます。ベーリンガーインゲルハイム社は1885年に設立され、世界的に認知される製薬企業の一つであり、ヒト用医薬品やアニマルヘルスに焦点を当てた事業展開を行っています。研究開発にも大きく投資し、革新的な医薬品の登場に貢献しています。今後の展開が注目されます。

会社情報

会社名
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
住所
東京都品川区大崎2-1-1ThinkParkTower(17階)
電話番号
03-6417-2200

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